サマスタ選手 コンテスト

「『もう若くないから』と諦めないで!」コンテストで活躍中の48歳が力説する”人生100年時代”の考え方【ビューティー】

「ボディコンテストは大人の贅沢な遊び。順位はどうでもいいんです。勝てなくても、悔しいけど楽しい。周囲に流されず、自分のイズムを大切にして、誰かを目指さず、自分の楽しみ方を貫きます!」

『サマースタイルアワード(以下サマスタ)関西予選』ではビューティーフィットネスモデル部門トールクラス、同部門マスターズクラスともに優勝。さらに総合優勝、ベストポージング賞、マスターズMVPまで獲得し、まさに圧巻の結果を残した菅原櫻子(すがわら・さくらこ/48)さん。11月に行われた『サマスタ決勝大会』ではマスターズクラスで3位、一般部門トールクラスで2位と上位に入ったが、惜しくもプロ戦では予選敗退となった。

【写真】菅原櫻子さんの長い手足のスレンダーボディ

「充実感と達成感でいっぱいです。決勝大会は毎年1年の答え合わせであり、一つの区切りでもあります。やっと終わった、という気持ちと、またここからだという身の引き締まる気持ち。その両方を毎年のように感じています」

この言葉からは、結果に一喜一憂するのではなく、競技を長い時間軸で捉えている姿勢が伝わってくる。

「自分の中では、この1年は出来得る限りの努力と練習を重ねてきました。だから過程においての反省は、ほぼありません」

全国のトップ選手が集まるプロ戦に挑戦している菅原さんにとってプロとは何かを伺った。

「一定のコミュニティでプロと名乗る人は、そのルールの中で、自分ができうる最大の価値提供ができる人だと思います。努力やプロセスを、自分の喜びや利益だけで終わらせず、誰かの価値に変えられる存在。さらに、与えられた環境でただプレーするのではなく、その環境をどう良くしていけるかを考え、行動できる人だと思っています」

サマスタは、フィットネス初心者も参加しやすい大会だ。だからこそ、プロの存在が指針やモデルになることが、競技の認知や価値向上につながる。そんな視点も印象的だった。

菅原さんが放つ、型にはまらない雰囲気。その背景には、海外での生活経験や、これまでのキャリアがある。

「私は、女性のキャリア推進、40代・50代のキャリア支援や独立支援を行ってきました。その中で、『もう若くないから』と無意識に諦めてしまう人たちを、数多く見てきました。でも、人生100年時代で考えると、48歳の私はまだ折り返し地点ですよ」

歳を重ねると色々な理由をつけて諦める理由を探しがちだが、菅原さんは違う。

「もちろん体力の低下や衰えは感じますが、何かを諦める必要ないと思うんです。人生のミドルスパートをかけることこそ、この後の数十年の生き方がもっと楽しくなると思っています。子供や家庭や環境などを理由にいろんなことを諦めるのはもったいないし、ナンセンスです。競技に挑戦し続けること自体が、『諦めない自分』を自分に証明する行為なんです」

2026年の目標は、プロ戦トップ10。結果だけを追いかけるのではなく、価値を生み、道を示す存在として、菅原さんのミドルスパートはまだ始まったばかりだ。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:菅原櫻子さん

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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