2025年シーズン最終戦となる、『サマースタイルアワード(以下サマスタ)JAPAN PRO GRAND PRIX』(2025年11月30日開催)で存在感を示したのが、PROビキニベティ部門で2位となった駒井亜紀(こまい・あき/28)さんだ。

サマスタプロ選手として、そして『京都の元気印』として活動しフィットネス業界を盛り上げている駒井さんは、見る人を魅了する豊かな表現力とステージングが人気を博している。プロ戦の結果もトップクラスの成績だが、本人の口から多く語られたのは『まだ足りない部分』だった。
成果が出た理由は「細かく作る」選択だった
駒井さんが今シーズンを振り返ってまず感じたのは、これまでの取り組みが間違っていなかったという確信だ。
「大きく変えるのではなく、細部を一つずつ積み上げる。その方法を続けてきたことが、夏のプロ戦連覇という結果につながったのかなと思います。でも自分にまだ足りていない改善点も見えてきました。具体的には肩、下背部、尻下部、下腹部。いずれもビキニベティというカテゴリーで完成度を左右する重要な部位です」
駒井さんは選手であると同時に、審査員としてステージを見る立場でもある。プロ選手や入賞常連する選手に共通する点について、こう整理する。
「カテゴリーに合った身体作りは前提条件です。その上で重要なのが、自分の身体を理解し、使い方と魅せ方を分かっていることですね。ポージングを取った瞬間に、自分の身体を120%に見せられるかどうか。それは筋量や絞りだけでは決まらない。どの角度で立つか、どこに意識を置くか。その積み重ねが、最終的な印象を大きく左右します」
ボディコンテストは数字や体重に意識が向きがちだが、ポージングの完成度も評価に関係する部分だ。「仕上がっているのに勝てない」と感じるときほど、ヒントは身体の使い方にあるのかもしれない。
「目を惹くのは、完成度が高い選手だけではないです。たとえ身体作りが発展途上でも、規定ポーズの理解度が高い、自分をどう見せたいかが伝わってくる。こうした選手は、自然と印象に残ります。さらに『私を見てほしい!』という気持ちがステージ上から伝わると、自信や存在感として表に出てくると感じます」
駒井さんは来年、6年目の正直として、ビキニベティの真の女王になること、そして2027年のサマスタのポスターに載ることを目標としている。結果に満足せず、課題を細かく拾い上げ、次に生かす。その積み重ねが、トップに立ち続ける選手を作っていくのだろう。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材・文:柳瀬康宏 写真提供:駒井亜紀
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。
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