会社員兼トレーナーとして働きながら、人気ボディコンテスト団体『サマースタイルアワード(以下SSA』で結果を重ねてきたちおり(29)さん。2025年は複数の大会で優勝に輝くなど、着実に存在感を高めている。そんなちおりさんがボディメイクで最も大切にしているのは、「情報の取捨選択」だ。
世の中の“正解”が、自分の正解とは限らない
情報があふれる時代、トレーニング法も食事法も、調べればいくらでも出てくる。だが、ちおりさんはそれをそのまま鵜呑みにするのではなく、自分に合う形に変えることを重視している。
「世の中の『正解』が、今の自分にとっての正解とは限りません。溢れかえる情報に振り回されるのではなく、自分の体質、目標、そして現在のコンディションに合わせて必要なものだけをピックアップすることが大事だと思っています」
ただ、一人で考えるだけでは見えないこともある。だからこそ、競技歴が長く、心から信頼しているトレーナーの意見を積極的に取り入れているという。
「自分一人でわかることには限界があります。だからこそ、自分よりも競技歴が何倍もあり、心から信頼しているトレーナーの意見を仰ぎます。長年の経験に裏打ちされた客観的なアドバイスは、自分では気づけなかった死角を照らしてくれます」
“プロの視点”と“自分の感覚”を重ねていく
もっとも、もらった助言をそのまま受け入れるわけではない。ちおりさんが大切にしているのは、そこから先だ。
「いただいた意見をただ鵜呑みにするのではなく、それをどう自分に落とし込むか。ポージング、トレーニング、そして仕事との両立。限られた時間の中で、『プロの視点』と『自分の感覚』を融合させることを大切にしています」
その姿勢は、背中のトレーニングにも表れている。自慢の部位は背中の広がり。チンニング、ラットプルダウン、ケーブルロウイング、ベントオーバーロウを行い、ケーブル種目ではアタッチメントを変えながら効かせる部位を分けているという。
多くの情報に触れられる時代だからこそ、必要なのは“たくさん知ること”ではなく、“自分に必要なものを選べること”だ。
取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:舟橋賢










