昨年は『サマースタイルアワード』でビキニモデル部門3位に入賞し、「身体がバキバキすぎてベティ(※)の妹分みたい」と審査員からフィードバックを受けた、ヘアメイクアーティストの川端由起(かわばた・ゆき/37)さん。「肩幅がガンダム」と審査員に評価された肩や、「いじめまくってきた」という殿部のトレーニングについて話を聞いた。
※肩・ヒップ・太ももに関してはしっかりとしたアウトラインが見える事が評価され、尚且つフロント・バックのVシェイプが評価の採点となる
そんな川端さんは7月11日(土)、大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)で開催された『サマースタイルアワード大阪予選&ROOKIE CHALLENGE CUP大阪予選、NOVICE PRO WEST』で、ビキニベティ、ノービスプロの2部門を制し、悲願だったプロカードを獲得した。
【写真】『肩幅ガンダム』と言われるほどに発達した肩と引き締まった背中を見せる川端由起さんのステージ姿を含む11枚

課題だったヒップを徹底強化
昨年の大会で受けた評価が、今回の挑戦の原点になった。
「去年、サマスタのビキニモデルに出場したとき、サマスタの主催の金子賢さんから『身体がバキバキすぎてベティの妹分みたい』と言っていただきました。もともと筋肉がしっかり付いたカッコ良い女性に憧れていたので、『それなら来年はベティで出場しよう』と決めました。目標は絶対にプロ選手になることでした」
そして宣言通りビキニベティ部門、ノービスプロ部門の両方で優勝を果たし、目標だったプロカード獲得を実現した。
「めちゃくちゃ、めちゃくちゃうれしいです!金子賢さんからメダルをかけてもらえたこと、そしてステージを独占してプロカードを掲げられたことが本当にうれしかったです!」
今回の仕上がりで最も成長を実感したのは上半身だという。一方で、6月に出場した名古屋大会では下半身、とくにヒップのボリュームが課題として挙げられた。
「名古屋大会では『お尻をもっと強化したほうがいい』というフィードバックをいただきました。その1カ月は本当にお尻をいじめて、いじめて、いじめまくりました(笑)。ビキニ選手育成のプロのトレーナーの指導のもと、ランジの頻度を増やし、ブルガリアンスクワットもとにかくやり込んでいました。多いときは週6回ブルガリアンスクワットしていましたね」
その一方で、肩については印象的な評価も受けたという。
「上半身はもともと強いと言われていましたが、さらに成長したと思います。肩は特にレイズ系のトレーニングをネチネチひたすらやっていました。その結果、名古屋大会では審査員の方から『肩幅ガンダムがきたと思った』と言われました(笑)」
精神的な苦しさは「人に頼ること」で乗り越えた
減量中に最も苦しかったのは、身体ではなく心だった。
「トレーニングの疲労よりも精神的な部分が大きかったです。突然涙が出たり、友達の何気ない一言にイライラしてしまったり……。そんなタイミングで仕事も重なって、本当に苦しかったです。そのとき話せる人に話したり、『わがままを言うけど寄り添ってほしい』と素直に伝えたりしました。あと私は自然が大好きで、特に宮古島が好きなので、急きょ一人旅にも行ったりしました。すごくリフレッシュできたのでストレスを抱えないことは大事だなと実感しましたね」
コンテストは個人競技に見えるが、実際は多くの人に支えられる競技だと川端さんは話す。
「コンテストは個人戦に見えて、実はチーム戦です。自己流で頑張っている人でも、応援してくれる人や気にかけてくれる人はいるはずです。周りへの感謝は忘れずに、しんどいときは無理をしないこと。休むのもトレーニングの一つです。1日や2日休んだからといって筋肉は減りません!」
プロ選手となった川端さんは、早くも次なる目標を見据えている。
「冬のプロ戦で1位を獲ること。そして、プロ戦で8連覇している憧れの射手矢味香さんといつか一騎打ちしたいです」
昨年のフィードバックを素直に受け止め、自分に合ったカテゴリーへ挑戦したことでつかんだプロカード。課題を一つずつ克服しながら積み重ねた努力は、新たなステージへの扉を開く結果につながった。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。
取材・文:柳瀬 康宏 写真撮影:岡 暁
-サマスタ選手, コンテスト
-サマースタイルアワード, SSA










