格闘家として一時代を築いた魔裟斗さんは、現役引退後も変わらぬ肉体とエネルギーを保ち続けている。日々のトレーニングや食事へのこだわり、ウェア選びの視点、そしてトレーニングを習慣化するための考え方について話を聞いた。
現在もウエイトトレーニングを日課としており、身体づくりの鍵は「トレーニングと食事の両輪」にあると強調する。
「やっぱり一番大事なのは食事です。炭水化物とタンパク質の量は常に意識していますし、食べるタイミングも重要。朝起きてまずプロテインを飲んで、炭水化物とフルーツも摂る。だいたい30gくらいですね。それをエネルギーにして午前中にトレーニングに行く。やっぱり朝のスタートで1日が決まりますから」
それでもモチベーションを保つのは容易ではない。どうやって継続しているのかを尋ねると、「好きだから」という答えが返ってきた。
「トレーニングが純粋に好きなんです。重さを上げるのが楽しいし、汗をかくのが気持ちいい。あと、やっぱり年齢を重ねても、身体が変わっていくのを実感できるっていうのはうれしいですよね。46歳ですけど、気持ちは20代。運動してる46歳と、してない46歳って本当に違うんです」
中でも一番好きな種目はスクワットだという。上半身の種目が好みかと思いきや、下半身のハードなトレーニングを好む理由についても語ってくれた。
「最近は120kgくらいで10レップを3セットやってます。きついけど、一番やった感がある。スクワットって脚だけが太くなるって言われがちだけど、実際は全身に効く。とくに背中の脊柱起立筋まわり。あそこの溝が深くなっていくのが自分でも分かるんですよ。だから好きなんです」
長く続けるためには、気合いや根性よりも“習慣”にすることが大事だと話す。
「トレーニングって、ご飯を食べるのと同じで“当たり前のこと”にするのが一番。最初の1〜3年は本当に辛かったです。僕の妻(矢沢心)も一緒にジムに通ってますが、最初はすぐやめたくなっていました。でも3カ月、半年、1年って続けると、逆にやらないと気持ち悪くなってくる。今はお互い完全に習慣になっています」
気をつけているのは「怪我をしないこと」。無理をしすぎず、10レップ前後の適正重量で刺激を与えることを意識しているという。試合に出るわけではないからこそ、トレーニングを“長く楽しめるもの”として続けていきたいと語る。
CRONOSのウェアを初めて着用したとき、まず感じたのは「街でも着られるデザイン性」だったという。トレーニング中の機能性はもちろんのこと、そのまま外出しても“決まる”ウェアであることが、他のスポーツブランドとは違う魅力だと語る。
「このままジムから出ても、そのまま街を歩ける。そこがまず気に入ったポイントです。しかも機能性も優れている。パンツはスパッツではないけど、それくらいフィット感があるし、通気性もいい。スクワットをしてもまったくストレスがないんです。汗をかいてもすぐ乾く。ちゃんとトレーニングウェアとして作られているのに、見た目までかっこいいのがうれしいですよね」
そして、CRONOSのウェアは見た目だけでなく、そんな日々のトレーニングにも前向きな影響を与えているという。
「やっぱりジムでかっこよくトレーニングしたいんですよ。周りにもかっこいい人がいたら、自然と刺激を受ける。『あの人かっこいいな』って思われたい。それって身体だけじゃなくて、ウェアも含めての話なんです。CRONOSを着ていると、自然と“見られている意識”が芽生える。プライベートジムよりも、他人との距離がある普通のジムのほうが僕は好きです。人と話したり、見られたりするのが楽しいんですよね」
トレーニングを「努力」ではなく「習慣」として続ける魔裟斗さん。かっこいい身体とウェアで、自分を高めていく姿勢に、多くの人が刺激を受けるに違いない。
(プロフィール)
魔裟斗(まさと)
1979年3月10日生まれ。千葉県柏市出身。元キックボクサー、タレント、スポーツ解説者。2007年に俳優の矢沢心さんと結婚。K-1 WORLD MAX 2003・2008世界王者。元ISKA世界ウェルター級王者。ISKA殿堂入り。
撮影:中原義史
2025年5月31日(土)、東京・表参道に旗艦店「CRONOS 表参道店」をグランドオープン!
営業時間:11:00-20:00
所在地 :〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6丁目3−9
電話番号: 03-5778-9155
店舗面積:62坪