2024年『IFBB世界フィットネス選手権』ビキニフィットネスの中でもハイレベルな選手が集まる172cm以下級で4位入賞するなど、活躍を見せた善本富久美(よしもと・ふくみ/36)選手。メリハリのある身体が印象的だが、最初からそのような身体ではなかった。特にお尻のビフォーアフターが印象的な善本選手に、筋トレを始めて約2年で立体的なお尻に変身した取り組みを伺った。
[初出:Woman'sSHAPE vol.29]
「ウォーミングアップ、フォーム、セッティングを大切に」
Q1今のお尻になるまでに、トレーニングで意識したことは?
まず股関節とお尻のストレッチ、骨盤底筋群へのアプローチです。W-UP(ウォーミングアップ)などで取り入れることで、股関節周りがよく動き、トレーニングの効果が出やすくなります。トレーニング中はフォーム、セッティングをとても意識。丁寧にしっかり効いているのかを常に頭で考えてトレーニングしていました。筋肥大に重量も大切ですがコンディショニング、セッティング、フォームもとても大切だと思います。
Q2お尻トレーニングの組み方は?
殿筋を分割してトレーニングしていて、日によって変えています。具体的な内容としては、まずはW-UPでお尻、股関節周りのストレッチ、骨盤底筋のアプローチ、自重の筋トレ、アダクターアダクション。
そして、ヒップスラストを自重でW-UPした後に本セット。バックランジ、もしくはブルガリアンスクワットの片脚系種目、レッグプレス系・ワイドスクワットなどナロースタンスで週替わりに。
膝周りではなく股関節が動くように意識。膝が内側に入らないように、バンドなどでお尻に刺激を入れながら行っています。
基本的には10回ギリギリできる重量設定。部位にしっかり効いてるかも大切にしてます。
Q3日常生活で意識したことは?
腹圧の練習です。骨盤底筋と連動してるのは横隔膜なので、呼吸のトレーニングをしていました。その次が骨盤の方向。簡単なことですが、猫背だと骨盤が丸まる、脚を組んだら傾くなどといったことをなるべくしないようにしていました。
Q4理想のお尻は?そのために取り組みたいことや取り組んでいることを教えて!
海外選手のような腰からお尻があるような高くて丸いお尻です。位置が本当に高い。だから脚が長い!私のはまだまだ課題がたくさんあるので、もっと変わっていくと思います!今年の大会では昨年よりレベルアップして出場します。
よしもと・ふくみ
JBBFオールジャパンマスターズフィットネスチャンピオンシップス2024・ビキニフィットネス35歳以上160cm超級2位、IFBB世界フィットネス選手権・ビキニフィットネス172cm以下級4位
取材・文:Woman'sSHAPE編集部 撮影:中原義史、中島康介 写真提供:善本富久美 Web構成:中村聡美
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