フィットネススタジオ「SPICE UP FITNESS」の代表を務め、女性たちのフィットネス文化を変えるため多方面での活動を続けている岡部友さん。美尻や運動、フィットネスという印象が強い岡部さんですが、じつは“食”は運動よりもこだわりが強いと話す。この連載では岡部さんの”食”に対する考え方について紹介していきます。第10回目のテーマは、「血糖値のコントロール」について。
【動画で解説】意外と知らない!血糖値をコントロールするには?
「血糖値を下げて」と言われて下げられないように、血糖値は厳密にはコントロールできません。そういったホルモンのコントロールは間接的にやらないといけませんし、人によっても変わってきます。
「血糖値を上げないように」とよく耳にしますが、実は血糖値を上げることは悪ではないんです。それがなければエネルギーをつくることもできないからなんですね。
でも、血糖値を上げすぎてしまうことには注意が必要です。上げ過ぎてしまうと身体の反応として一気に下げすぎてしまいます。これが不調につながるので、血糖値を乱高下せずにコントロールすることが大事です。
「これを食べたら血糖値が上がる」とか、「このくらいまでなら許容範囲な数値」など、自分で知ることが大事!リブレ(血糖値の変動をモニタリングできる機器)を腕などに貼ることで知ることができます。
何を食べたら血糖値が上がりやすいのかは、筋肉量やタイミング、環境などによって、変わってきます。例えば、玄米が上がりにくいと言われていますが、上がる人もいますし、でもその後にウォーキングしたらそこまで上がらなかったなどです。
「これを食べたら血糖値が下がる」というものもないので、血糖値があがるものを知って控えたり、1回の糖の量を気を付けたりして、間接的にコントロールしていきましょう。
文:FITNESS LOVE編集部 撮影:Ap,inc.
岡部友(おかべ・とも)
1985年12月6日生まれ、神奈川県出身。株式会社ヴィーナスジャパン代表取締役。分子整合栄養アドバイザー。高校卒業後、アメリカで運動生理学、解剖学を学び、フロリダ大学在学中に、プロアスリートに指導できるスポーツトレーナーが保持する資格NSCA-CSCSを取得。女性専門ジム「SPICE UP FITNESS」を東京、大阪、名古屋の5店舗で運営。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演し大きな反響を呼んだ。
IG:@tomo_fitness
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