「トレーニングは好きだけど、大会出場は敷居が高い……」。
そんな風に感じている女性たちの背中を優しく押す場所が、ゴールドジム東浦和さいたまにあります。約3年前に中野亜希子トレーナーの発案で誕生した「レギンス部」は、大会を目指す人から、目標に向かって頑張る仲間が欲しい人まで、誰もが気軽に一歩を踏み出せるコミュニティ。レギンス部誕生に込めた思いや活動についてお伺いしました。
[初出:Woman'sSHAPE vol.30]レギンス部誕生のきっかけ
中野 トレーニングに励んでいる女性たちの次の目標として、「レギンスの大会に出てみたいな」と思っている方が多いんじゃないかと思います。「軽い気持ちで始めてみたい」と思っても大会って、背中を押してくれる人がいないとなかなか踏み出せないと思うんです。「レギンス部」を作って、コンテストを目指している人たちが集まり、サークルのように気軽にチャレンジできる入り口になればいいなと考え、約3年前の2022年に誕生しました。
レギンス部は、ゴールドジム東浦和さいたまの会員さんのみで活動しています。レギンス部でなくてもこの活動に感化されて「ちょっとやってみようかな」と思ってくれる人もいて、女性に限らず男性で大会に出る人もすごく増えました。周りのみなさんにも良い影響を与えられているかなと思っています。

2列でポージング練習→前後の入れ替えも行う
卒業しても続くレギンス部員のつながり
中野 期ごとにメンバーを区切っているのも特徴です。1年を1期としていて、1期が終わったら卒業。そして新たに次の期の新メンバーを迎える形です。あえて慣れている人がいない状態の方が、みんなで分け隔てなくアットホームにできるかなと思って、区切っています。
井上 指導内容も、基本的なポージング(フロント、バック、出ハケ)に限っていて、それ以上の技術的なことは公式セミナーに行くように案内しています。これは、あくまでレギンス部が「入り口」であってほしいからこそです。大会のときには、時間が合えばみんなで応援に行くなど、期に関係なく、レギンス部だったメンバーとはずっとつながりを持っています。大会に出ることなども共有してくれますよ。
中野 1期生、2期生は「大会に出たい!」という方が多かったですが、3期生は大会は出ないけど、「目標に向かって頑張っている中に入りたい」と言う方も入部してこられて、大会に出る、出ないに関わらず、部員のみなさんが美しく強くなっていると感じます。

大会本番を想定した実践的な練習。真ん中を境に入れ替わり動作も行う。中野さんは練習の様子を動画撮影
レギンス部はみんなの「夢への第一歩」
中野 ここから巣立って、羽ばたいていってくれればいいな、と思っています。「ジャパンカップを獲る!」みたいな大きな目標を掲げるわけではなくて、本当に「ここがきっかけになってほしい」という気持ちが強いです。レギンス部で学んだことを活かして、ゴールドジムの他のセミナーに行ったり、違う大会に挑戦したりと、どんどん自分の可能性を広げていってほしいですね。
井上 レギンス部で学んだメンバーがマッスルゲートで優勝して、ゴールドジムジャパンカップの同じステージで並んで、ともに健闘する姿が見られたのが印象的でしたね。チーム一丸となってみんなで楽しんでいるのを見るととてもうれしいです。
中野 トレーニングを頑張っている方の目標の入り口として、これからも活動を続けていきたいですね。
写真左
レギンス部発足者
中野亜希子さん
ゴールドジム東浦和さいたまのトレーナー。2022年にマッスルゲートウーマンズレギンスに初挑戦し5位入賞。2024年3月にはマッスルゲート埼玉大会・ウーマンズレギンスフィットネス158㎝以下級で優勝。パワーリフティング選手としても活躍している。
写真右
レギンス部講師
井上晴世さん
ゴールドジム東浦和さいたまスタジオインストラクター。2021年にマッスルゲート・ウーマンズレギンスに初出場。2023年、2024年にはゴールドジムジャパンカップ・ウーマンズレギンス50歳以上の部で優勝し2連覇。

基本動作の細かいところも修正
撮影に集まった
レギンス部員9名をご紹介!
レギンス部発足から3年。その記念として撮影会を行いました。撮影会に参加した部員9名をご紹介します!
- F.K.さん
- Yukaさん
- 山本美智子さん
- 田中奈緒さん
- 鈴木勢津子さん
- Y.Kさん
- 後藤明美さん
- 珍田ゆずきさん
- 板倉由美子さん
ゴールドジム東浦和さいたま
〒336-0932埼玉県さいたま市緑区大字中尾緑島2503-3
TEL:048-799-2722
レギンス部活動時間:毎週火曜 21:20 ~ 22:20
取材・文:Womanʼs SHAPE編集部 撮影:北岡一浩 Web構成:中村聡美