10月19日(日)、埼玉県川越市・ウエスタ川越で『第3回ジュラシックカップ(※1)』が開かれた。招待選手として高須クリニック名古屋院院長・高須幹弥(たかす・みきや/50)氏が登場。絞り込まれた筋肉美でステージを盛り上げた。
高須氏は、2024年に同大会でボディビルデビュー。今回出場したカテゴリーは、本大会新設となる『バトルオブボディビルディング』。ボディビルは通常、集団での比較による審査だが、こちらは選手が一対一で対決。審査員だけでなく、観覧者による得票数で勝敗を決するという新しい試み。
対するは、筋トレYouTuber兼フィットネスジム経営者のサイヤマングレート氏。(※2)2023年に、第一回ジュラシックカップでグランド(最上位)クラス10位と、腹筋賞を獲得。圧倒的な実力差のあるボディビルダーにどこまで肉薄できるかが注目されていた。
「相手はサイヤ人で、僕は地球人のヤムチャですが、勝ちます。僕が現時点で勝ってる点がすでにあって、それはYouTubeのチャンネル登録者数です」
開幕前のインタビューで強く勝利を宣言した高須氏は今年の出場にあたり、トレーニング頻度を増やしたほか、日本体育大学教授のバズーカ岡田こと岡田隆氏にポージング指導と、当日のサポートを依頼。
また、昨年の出場では「美容医療に携わる者として日焼けをしない」と美白を貫いたが、今年は顔以外を入念に日焼けを行った上で、タンニングローションを3日かけて塗布。最終調整としてカーボローディングとカーボアップを取り入れた“ガチボディビル”で仕上げた身体は、ステージでの映え方にも磨きがかかっていた。
激しくポージングの鍔迫り合いが行われ白熱したステージの結果、サイヤマングレート選手が勝利。
「全力を出し切りました!ステージでも声援で『脚力入れて』『パンツのサイド上げて』など的確なアドバイスをいただき、とても心強かったです」
対戦後、高須氏はやり切った笑顔で語った。
※1 ジュラシックカップはレジェンドボディビルダーの木澤大祐氏と合戸孝二氏を主催とし、厳格なドーピングチェックによるアンチドーピングの啓蒙、賞金による競技と生活の両立、ボディビルの一般認知推進を掲げる。
※2当初は、高須クリニックAGA治療のアンバサダーであり、第一回、第二回ともにグランドクラスに招待されるも最下位であった山﨑恭介氏との対戦カードが組まれていたが、体調不良により急遽サイヤマングレート氏が代行。
取材・文:にしかわ花 撮影:中原義史
執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。