22歳のとき、日々の不摂生な生活により、高血圧疑いで生活指導を受けることとなったMaiさん(26)。生活指導で病院受診を勧められ、ついにダイエットを始めることになる。このときのMaiさんの体型は身長157cmに対して、体重は77.7kgだった。ポッコリしたお腹が引き締まり砂ボディ体型に変身したMaiさんをご紹介する。
「子どものときから肥満児で、おじいちゃん子だった私は、幼稚園時代おじいちゃんと一緒に毎日、食後のラーメンを食べていました。マヨネーズや揚げ物、カフェオレなどが大好きな子ども時代で、大人になるとお酒やジャンクフードにハマり、タバコも吸うようになりました」
学生の時は運動していたものの、成人になってからの運動歴はゼロ。近くのコンビニも車を使うくらい歩くのが嫌いだったと話すMaiさんだったが、高血圧疑いで生活指導を受けた際に病院受診を勧められ、ついにダイエットを始めることとなる。
「本気で痩せないとヤバいと思い、食事管理と運動を始めました。まずは自分がどのくらいのカロリーを摂取しているか知ることから始めました。その後は小麦粉やジャンクフードを控え、クリーンな食材を心がけました。また、有酸素運動と筋トレを週4、5回始めました」
食事の見直しと運動を続けるうちにMaiさんの身体に変化が表れ始め、長年悩んでいた便秘は解消、生理痛も緩和され、精神的にも良い影響を与えているという。
「もともと5日間出ないほどの便秘症でしたが、毎日排便するようになり、生理痛もひどかったのですが、運動で血流が改善されたからか生理痛が緩和されました。また、トレーニングをすることがストレス発散となり、精神的に病むこともなくなり前向きに物事を考えることができるようになりました」
ダイエットを始めた頃は看護師として病院に勤務をしていたMaiさん。夜間勤務の際は生活リズムを崩さないよう、食事のタイミングや睡眠時間の確保に気を付けていた。トレーニングに関しては、看護師として学んできた解剖学の知識が活かされたと話す。
「トレーニングでは、看護師の強みである解剖学を活かしながら、着実に狙った筋肉にアプローチできるよう、丁寧にトレーニングすることを気をつけています。食事はPFCバランスを考えて食べています。また、生理前のホルモンバランスの影響などを考えて、適宜その日の身体の状態に合わせて栄養素の摂取を工夫しています」
近所のコンビニにも車移動を選んでいたMaiさんが本気を出した結果、22歳で77.7kgあった体重は58kgと、約20kgの減量に成功した(26歳現在)。小さな目標達成を積み重ねた結果、大きな目標を達成できたのだという。
「毎日すごく小さな目標(ジムウェアに着替える、ジムに足を運ぶ、湯船に浸かる)を立てて、できた自分を褒めていました。先のことを考えると目標まで長いと思ってしまいますが、目の前の小さなことを着実にこなしていくことでハードルも低くなるし、気づいたら習慣化していました。着たい洋服が体型を気にせずに着られるようになりました」
このダイエットの成功体験を武器に現在は看護師だけでなく、トレーナーとしても活動しているMaiさん。そして、今年の夏にはボデイコンテストへ初出場を予定。ここから大会までさらに勢いをつけていく。
「自分の知識もさらに向上させて、今後は多くの方々のダイエットをサポートをしていきたいです」
取材:FITNESSLOVE編集部