若きトップボディビルダー相澤隼人の並々ならぬ取り組み

ボディビル世界王者の鈴木雅選手の若きトップビルダー相澤隼人選手への評価が面白い。

ウエイトトレーニング&スポーツニュートリション専門誌『IRONMAN(アイアンマン)』で実施されたインスタライブで鈴木選手と相澤選手の豪華対談が行われた際の言葉を紹介する。

「相澤選手は1本筋が通っている。その年齢(21歳)にしては珍しいと思います。若いうちは目新しいものに飛んで行ってしまうのが普通です。私も楽して筋肉を発達させるといったことにいきがちで怠けた部分があったのですが、相澤選手はボディビルに誠実で若いうちにこんなに真面目にやっていてすごく心配になります。将来いつか爆発しないか不安になるほどです」

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ボディビルという競技は食事・休養・トレーニングと日常生活において厳格に取り組んでいかなければ上位にはなれない。鈴木雅選手は日本人ボディビルダーとして40年ぶりの快挙となる世界選手権優勝を果たした選手だ。その並々ならぬ努力は言うまでもないだろう。そんな鈴木選手が心配だと言うほど、ボディビルに真面目な相澤選手の姿勢を評価するというのは相当期待が高いことがうかがえる。

実際に相澤選手はアイアンマン5月号のインタビューでそれを象徴する食事の取り組みを語っている。

「1食分として、白米500gと胸肉150gを食べています。昨年1日4食だったのを、5食に増やしました。追加の1食をどのタイミングで取るべきか。夜遅く食べると、睡眠の質が下がってしまうので、5時に起きて1食分を食べて、もう一度寝る。そのあともう一度起きて、朝食を食べてからトレーニングに行っていました」

大学生でありながら、ボディビルダーとして日本のトップ選手と肩を並べる。そのストイックな姿勢の根底にあるものは何なのか。

「減量中に『食べたいな』と思うことがあってもそれを含めてボディビルを楽しむ。『何でこんなつらいことをやっているんだろう』という感覚ではダメです。『好きだからやっている』『楽しいからやっている』そんな気持ちを忘れないようにしたいです」

相澤選手は中学生のときにウエイトトレーニングをはじめ、学生時代のほとんどの時間をボディビル競技と向き合ってきた。傍から見るとつらいことのように思えるが、一般的な学生たちが自由に食事を楽しむことと同じように、食事制限・高強度のトレーニングを楽しむようにしているのだから感服してしまう。

鈴木選手も日本一を獲るほどの身体だと太鼓判を押す。2021年日本選手権での最年少チャンピオンが登場すると期待が高まる。しかし、インスタライブの最後に相澤選手は「(日本選手権で)トップ3を目指します」と控えめなことを言うと、鈴木選手からは「優勝しますと言わないと…その気持ちが実現の後押しになる」と力強く背中を押した。

相澤隼人選手が表紙&巻頭企画のアイアンマン5月号

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(文:FITNESS LOVE編集部 取材:藤本かずまさ)

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