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ゴリ髙梨とミライモンスター相澤隼人が実践する『デカい脚』を作るスクワット&レッグプレス

寒さ増す今日このごろ、筋トレやお風呂で身体を温めたいと思う方もいることだろう。筋トレは免疫力向上と、筋力向上、さらにカッコいい身体づくりが叶えられる最高の運動だ。中でも脚のトレーニングはダイエットや老化防止にも大きく貢献することで、近年は男女問わずしっかりと脚を鍛えるという人は多い。そんな脚のトレーニングを、どのようにしたら効果的なのか、日本ボディビル界のトップ選手である髙梨圭祐選手と相澤隼人選手が実際に紹介していく。あなたのトレーニングにもしっかり役立つ情報満載なので、ぜひ最後まで読んでほしい!

取材・撮影:月刊ボディビルディング編集部

2021年日本選手権でのワンシーン

マシンを使った脚全体のトレーニング➀ 45度レッグプレス

狙う部位:大腿四頭筋、ハムストリング、内転筋、臀部

バーベルスクワットを行った後は45度レッグプレスを行う。ゴールドジムサウス東京にはFLEXとICARIANの2種類があったが、今回はICARIANのマシンを使用した。こちらの種目では、前半2セットを大腿四頭筋メイン、後半2セットをハムストリング、内転筋、臀部をメインに鍛えていく。
前半の2セットを行う前に1セットだけ股関節の動きを出すためのアップを行った。背もたれを1番下まで下げ、足はフットプレートの両端にくるようにセッティングする。つま先の向きも少しだけ外側に向け、膝から動かすというよりは股関節を詰めて行くようなイメージで行った。

45度レッグプレス

その後に大腿四頭筋狙いのセットへと移行していく。背もたれを1番下から2つほどあげ、足の置く位置はフットプレートの一番下側かつ内側にセットする。足幅はごぶし1個分入るくらいの幅にセットし、つま先は45度よりも外側に広げて行った。つま先を開く角度は今まで行ったことのないくらいの角度であったが、その分しっかりとプレートを下げる事ができたため、セットが終了した後は大腿四頭筋にものすごいパンプ感を得ることができた。また、つま先の外旋を取り入れることで膝周りのみならず、股関節付近もしっかりと動かすことができた。
大腿四頭筋狙いを2セットを行い、ハムストリング、内転筋、臀部狙いのセットへと移行する。背もたれ、足の位置はアップ時に行った位置にセッティングする。先にも説明したが、それにより股関節がメインに動き、かつ踵の方へ重心が乗りやすいため脚の後面部への刺激を入れることができた。可動域は大腿四頭筋狙いのセットに比べると狭くなるが、骨盤の向きが変わらない範囲で大きく動作することも大切になる。大腿四頭筋、ハムストリング、どちらとも共通しているのが、体幹の固定である。この種目でもグリップをしっかりと握り、体幹を固めた上で行うことが大切であるそうだ。イメージは最初に行ったレッグエクステンションと同じように、背もたれに背中を押しつけ るようにすると、なお感覚が掴みやすいと高梨選手は仰っていた。

マシンを使った脚全体のトレーニング② プローンレッグカール

狙う部位:ハムストリング

複合関節種目のスクワットとレッグプレスを行った後に、単関節種目のプローンレッグカールを行った。この種目ではストライブマシンを用いて、ハムストリングを狙っていく。そして、この種目も今までの種目同様、体幹の固定をしっかりと行う。パットに胸から腹までをしっかりと押し付け、バーもしっかりと握る。腕を固めて体幹を固め、膝のみでカールを行う。自分自身は、ある程度チーティングを使いながらダッシュするようなイメー ジで行っている為、このようなフォームでのレッグカールは新鮮だった。

プローンレッグカール

足のパットは足首に近い位置にセッティングし、ハムストリングのみを使うような丁寧なフォームで動作を行う。高梨選手が扱っていた重量も22~31㎏程度であり、ハムストリングのマッスルコントロールに長けているのだと感じた。
次回は力強く誰にも負けない膝下作りのためのトレーニング

髙梨圭祐(たかなし・けいすけ)1972年5月7日生まれ、神奈川県葉山町出身。身長165cm、体重78kg(オン)、84kg(オフ)

ゴールドジムオフィシャルパーソナルトレーナーとして都内を中心に活動中。19歳のときにボディビルを始め、ゴリ髙梨の愛称でも知られている日本のトップボディビルダー。
主な戦績:
2010年 東京ボディビル選手権優勝
2011年 日本ボディビル選手権11位
2019年 日本クラス別ボディビル選手権80kg級優勝
2019年 日本ボディビル選手権7位


相澤隼人(あいざわ・はやと)1999年10月21日生まれ、神奈川県相模原市出身。身長164㎝、体重75㎏(オン)85㎏(オフ)
トレーニングを先にしていた双子の兄の影響から12歳でトレーニングをはじめ、非常に向上心があり、勉強熱心な性格と成長期が重なったこともあり、すさまじいスピードで成長が進行している若手No.1選手。若手と言いながらも、ボディビル歴8年というから驚きだ。2021年日本選手権優勝の快挙達成。
主な戦績:
2015~2017年 全国高校生選手権優勝、2017年 日本ジュニア選手権優勝 世界ジュニア選手権75㎏級5位、2018年 全日本学生選手権優勝、2019年 東京選手権優勝 日本クラス別選手権70㎏級4位、全日本学生選手権優勝、日本選手権9位、2021年日本クラス別選手権80㎏以下級優勝、日本選手権優勝


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