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競技歴2年目で早くもトップ選手の仲間入りを果たすビキニアスリート。肩からお尻、足先のしなやかなラインに注目

競技シーズン2年目にして日本ボディビル・フィットネス連盟(JBBF)主催大会で上位に輝いた選手が長野に現れた。彼女の名は細田茉耶、昨年はオールジャパンフィットモデル選手権163㎝超級、オールジャパンフィットネス選手権ビキニフィットネス163㎝超級において4位という好成績をマーク。いきなりトップ選手の仲間入りを果たす。サイドポーズのしなやかさと左右のバランスが細田選手のステージングの大きな魅力となっている。

【写真】美しすぎる細田選手のサイドポーズ!肩からお尻、足先までしなやかな流線形を放つ

細田選手がトレーニングを始めたきっかけはフィットネス競技の大会を観に行ったことだった。夫が先にトレーニングをしていて、2020年11月に行われた『金沢マッスルチャレンジカップ』に出場。その大会に応援に行き、初めてフィットネス競技を目の当たりにした。
「それはそれは感動でした。それまでのハードなトレーニングや減量をしている姿を知っていたので、ステージに立っているだけで感動でした。選手の皆さんがとても輝いて見え、『私もあのステージに立ちたい』と思い、その大会の後すぐジムに入会しました」

その当時、夫は長野、細田選手は東京と遠距離だったが、週末の休みには細田選手が長野に行き、トレーニングを一緒にやりながら教わり、東京に戻り教わったことを意識して自身でトレーニングに取り組んでいった。翌年の6月にベストボディ・ジャパンの長野大会に出場し、ファイナリストには残るものの入賞はできなかった。その大会には元JBBF選手で、メンズフィジーク界の“絶対王者”と呼ばれた寺島遼選手が観戦。細田選手は寺島選手より「ビキニをやったらいい」との言葉を掛けてもらった。
「より一層JBBFに出たい、出るしかないと思い、その後のトレーニングに励みました」

翌年はオールジャパンフィットモデル、オールジャパンビキニフィットネスでそれぞれ身長別の163㎝超級で4位に入賞するなど、いきなりの好成績で観る者に彼女のポテンシャルの高さを印象づけた。しかしながら課題点も浮き彫りとなったシーズンでもあった。
「昨年の大会が終わり、背中と肩が弱点で、筋肉量が明らかに足りないと分かったので、その後からは肩、背中、脚(大腿四頭筋)、肩、背中、脚(後)・お尻の6分割で取り組んでいます。胸は以前はやっていましたが、今は分割には入れておらず、たまにやる程度となっています。

トレーニングは夫からのダメ出しから学んだ。
「以前は『重量を上げたい』とばかり思っていて、反動を使ったり、無理やり挙げようとしていたのですが、夫に『それではダメだ』と喝を入れられ、それからは重量よりも、狙った部位だけを使って挙げること、負荷を抜かないことを意識しています」

また、以前はインターバル(トレーニングのセット間小休憩)中に携帯を見てしまい、インターバルが長くなってしまうこともあったそう。対策としてインターバルの時間を長くて2分、短いときは1分というように決めてやるようにしたら、集中でき、なおかつ追い込めるようになったという。

今年はオールジャパンでメダルを獲ることが第一目標で、どこかの大会で夫とともに優勝、入賞を目指しているという。

取材:FITNESS LOVE編集部 写真:中島康介

【写真】美しすぎる細田選手のサイドポーズ!肩からお尻、足先までしなやかな流線形を放つ

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