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ポッキーと呼ばれた男がトレーニング歴4年で超バルクアップ【筋トレビフォーアフター】

松本裕志さんのビフォーアフター「身長が高くて細長いから、“ポッキー”と呼ばれていました」
「仕事以外での運動習慣や身体を動かす趣味がなく、好きなものを好きなときに食べるなどして筋肉、体力が落ちかけていた時期に、先輩から誘われてジムに入会したことがトレーニングの魅力に心を奪われたきっかけでした」

トレーニング歴4年で除脂肪体重+8kg。理想的といえるバルクアップをし、昨年『JBBF第5回京都府メンズフィジークオープン大会』の176cm超級にて、初出場で優勝した松本裕志(まつもと・ゆうじ/25)さん。

【アフター写真あり】超バルクアップを果たした松本裕志さん

「トレーニングを始めて間もない頃は、YouTubeで見つけた筋トレを片っ端から試しました。とにかく全てやってみて、その中で効く・効かない、適切な重量などの体感を実際に自分で試すことで磨いてきました」

「毎日ほぼオフなく没頭して、同時に、社会人パワーリフティングに参加してそちらのトレーニングもしていたのですが、怪我をしたこともきっかけに色々考え、ボディメイクのための筋力トレーニングに絞りました」

最初のうちは、トレーニングを理由に付き合いを断ることも増えたことで、「ノリが悪くなった」と周囲に思われていた時期もあったという。しかし、松本さんの真剣に取り組み続ける姿勢と変わっていく身体に、そんな声は徐々に理解と応援に変わっていった。

「筋力・体力がついたことで、自分への自信がつきました。以前は、“暗くて元気がないやつ”というイメージをもたれることも多かったのですが、最近は“明るい”、“前向き”、“頼りになる”と言われることが増えました」

自身の気持ちと周囲の反応の変化は、やがて人生にも転換をもたらした。

「学生時代は短距離、前職は消防隊員と身体を動かすことは元々好きでした。でも本格的にトレーニングをしていくなかで、周囲と比べてもどんどん身体が大きくなって、『あれ? 俺ってもしかして才能あるんじゃないか?』などと思うようになって……(笑)」

「トレーニングをもっと極めたい、という想いが年々強くなり、一昨年、思い切ってトレーナーへの転職を決意しました。まだ歴は浅いですが、ありがたいことに200人以上の指導をさせていただいています」

今後はさらに筋肉の増量をし、来年はJBBFのマスキュラーフィジークにチャレンジしたいという。

「現在は、PPL法(筋トレの分割法のなかで、プッシュ/胸・肩・三頭、プル/背中・二頭・腕、レッグ/脚・殿部と分ける手法)に辿り着き、週4日のトレーニングで身体をつくっています。もっと大きくなりたい、格好良くなりたいという自身の目標を応援して、支えてくださっている方々の期待に応えられるように頑張ります」

松本さんのまっすぐな決意の言葉どおり、さらなる快進撃が楽しみだ。

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取材:にしかわ花 写真提供:松本裕志

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