サマスタ選手 コンテスト

37歳の営業職トレーニーがボディコンテストで満点優勝! 筋トレ開始のきっかけは「肩コリによる背中のケガ?」

9月7日(土)、 高崎市文化会館にて『SUMMER STYLE AWARD 群馬予選』が開催され、安食良太郎(あんじき・りょうたろう / 37)さんがサーフモデル部門、サーフモデル部門マスターズクラスで2冠達成を果たした。トレーニングで鍛えられた身体、さらには夏とサーフィンを連想させるスタイルが求められるこの部門で満点評価を受けた安食さんはまさに『夏の男』と言えるだろう。

【写真】安食良太郎さんの仕上がった肉体美

「筋トレは2021年4月から始めました。当時の仕事はデスクワークが多かったのですが、ある日、過度な肩こりを抱えてる状態で身体を動かしたことで背部の怪我をしてしまって。元々テニスやゴルフが好きで趣味として取り組んでいたのですが、毎日行えるスポーツというわけではなくて。そこで、毎日取り組める運動として始めたのが筋トレでした」

スタートの1年間は同じパーソナルジムで身体作りに励んだ安食さん。その後は自分の力でトレーニングを続けたものの、理想の身体に近づくことは難しかったという。

「食事管理を徹底して行っていたわけではないので当たり前の結果ではあるのですが、自分1人でトレーニングを行っていても中々進歩はみられなくて。でも、この期間があったからこそ大切なことに気づくこともできました。それは、『食事管理や身体作りに関する知識は一生物である』ということです。大会に出場すれば目標も明確になり、身体も変わると感じ2023年からコンテストへの出場を始めました」

多くの選手は長所を際立たせるため、ポージング練習に力を入れることが多い。しかし安食さんは自身の短所をカバーするためにポージングを磨いたのだという。

「ポージング練習は1日5分でも必ず行ってきました。私は他の選手と比べると身体のボリュームではどうしても劣ることは理解しています。だからこそ、体型をカバーするためにポージングを磨いたのです。一般の方でも同じ体型でも姿勢1つで相手に与える印象は変わりますよね。それと同じで、ポージング1つで見え方は大きく変わります。筋肉は短期間で得られるものではありません。だからこそ、自分の弱みと向き合い、カバーする術を考えることは大切だと考えています」

現在は営業系の仕事に従事をしているという安食さん。減量中でも仕事への影響がでないよう『安定的な生活』を心がけてきた。

「例えば、極端に摂取カロリーを減らしたり、暴飲暴食をしないことはマイルールとして意識しました。そうすることでメンタルが安定し、無理なく仕事もトレーニングも集中して取り組めるようになったと思います。筋トレにデメリットはありません。血行が上がり、健康にプラスな影響が出るだけでなく、集中力アップに繋がります。私にとってトレーニングはなくてはならない存在です」

たとえ弱点があってもプラスに捉えられる見せ方を意識する。弱点にもしっかり目を向け、向き合うことが安食さんの最大の強みとなっているに違いない。

安食良太郎さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

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