ベストボディ選手 コンテスト

元レースクイーンが実践する46歳でも輝くエイジレスボディの作り方「まずは味覚を変えること。舌を作り変えるんです」

年齢を重ねるとともに若いころの健康や美を諦めていく人は多い。しかし、努力し続ける限り、身体はそれに応えてくれる。

「慌ただしく子育てをしているなかで、ふと自分の体型が昔とは全く変わってしまったと気づきました」

【写真】佐藤亜樹さんのエイジレスなモデルボディ

佐藤亜樹(さとう・あき/46)さんは、20代のころ、レースクイーンとして多くの人々を魅了していた。自信に溢れ、人前に立つことが楽しかったという。

「まずは体型を少しでも戻そうと思い、ライザップに入会しました。そこでグループ内コンテストに参加したのをきっかけに現在出場している大会を知り、ヒールと衣装が可愛いくらいの気持ちでチャレンジしました」

佐藤さんが現在出場している大会はベストボディ・ジャパン(以下、BBJ)。健康的な美しい身体を競うボディコンテストだ。10月12日(土)、BBJ主催のモデルジャパン2024静岡ではウーマンズクラス(40歳〜49歳)で準グランプリを獲得、大規模な首都圏大会でも3位と第一線で活躍している。佐藤さんはエイジレスな身体をつくるためにどんな努力をしているのかを聞いた。

「一番大切なのは味覚を変えることです。舌をシンプルなものほど美味しいと感じるように作り変えるんです」

家には化学調味料や加糖ブドウ糖の入った調味料は一切置いていないという。基本的な調味は「塩と生醤油」のみ。強い風味を放つチューブタイプの薬味、添加物の入った調味料も入れないという。

「味覚をヘルシーに変えてしまえば、食事管理は全く苦ではなくなります。食事のあり方を徹底してから身体の内面からクリアになり、体臭も消えるなど内側から生まれ変わったように清々しく毎日を過ごせています」

また、美容についての探究心も強い。

「ヘア・メイクアップアーティストでYouTuberの小田切ヒロさんの発信をよく見ています。美の一線で活躍する方から学ぶことが一番の近道になると思っています」

重曹とクエン酸、エプソムソルトを入れた炭酸風呂に毎日30分間浸かる習慣も小田切氏の発信から取り入れたものだという。

「普段の立ち姿にも気をつけていて、足首の距骨(きょこつ。立位姿勢の土台となる、筋肉に付着しない骨)の可動性は特に気にしています。良いとされるかかと重心になるように専用のスリッパも買ってみたところ、娘が『お母さんすごい立ち方が綺麗になってる!自分も欲しい』と言い出して今は2人で使っています」

佐藤亜樹さん

ハードなトレーニングやイベント的な運動ではなく、日常を変える。それが佐藤さんのアンチエイジング術だった。

「お尻だけは重力との戦いになるので、筋トレをしっかりやることが大切です。今後もコンテストで気を引き締めつつ、毎日の積み重ねで自分の美を更新していきたいです」

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用も行うマルチライター。ジュラシックアカデミーでボディメイクに奮闘している。

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