「最初は本当に腰が痛くて、どうにかしたかっただけなんです」
そう話してくれたのは、徳島県でパーソナルジムを経営している浦辺実奈(うらべ・みな/46)さんだ。筋トレを始めたのは、今から8年前。腰の痛みがきっかけだった。
「いまはもう、腰の痛みはまったくないです。全身の筋肉がついて、姿勢も良くなったのが大きいと思います。一部の筋肉だけではなく、全身をバランスよく鍛えることが大切だと体感しています。山育ちなので、昔みたいに木登りもできるようになりました(笑)」
もともとはセレクトショップを10年ほど経営していたという浦辺さん。今は地元の徳島県でパーソナルジムを経営している。
「筋トレを始めて、その後に出たボディコンテストで優勝できたのですが、そこからパーソナルや食事指導の依頼をされるようになりました。そのとき、徳島に初めてできたパーソナルジムの代表から声がかかり、転職したんです。そこで4年勤務したタイミングで前代表が辞任して、『合同会社 SKY』代表としてパーソナルジム経営を開始しました」
そんな浦部さんが出場しているのは『サマースタイルアワード(SSA)ビューティーフィットネスモデル』の40歳以上カテゴリー。健康的なボディラインと美しさ、ポージングを評価される競技だ。
浦辺さんは身長156.6cmで、ボディコンテスト時は体重43kg、普段の体重も47kg前後と減量幅は少なくキープしている。特別なトレーニングをしているわけではなく、コツコツと筋トレをして、食事はちゃんと食べることを意識している。
「最近は、毎日白米を4合食べてます。一気に食べるのではなくて、6回ぐらいに分けて、ちゃんと噛んで食べるようにしています。タンパク質と糖質をバランスよく摂るようにしています」
浦辺さんはトレーニング以外でもよく動く。朝は出勤前に1時間〜1時間半ほど、家中を掃除するのが習慣。いわゆる“NEAT(非運動性熱産生)”が高めな生活スタイルだ。
「掃除もかなり真剣にやってるんです。家事でけっこう動くから、それも身体づくりに役立ってるかもしれません」
よく食べて、よく動く。シンプルな習慣が内側からも美しさを保つ秘訣の一つだ。
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材:柳瀬康宏 写真提供:浦辺実奈
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