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「たるんだ身体を鏡で見ることに耐えられない」と筋トレ開始 40歳目前で腹筋バキバキボディを手にする【筋トレビフォーアフター】

「だらしないお腹周りがコンプレックスでした。中年太りで、たるんだ自分の身体を鏡で見ることに耐えられなくなりました」そう振り返るのは、山川翔示(やまかわ・しょうじ/39)さん。

【写真】鏡を見たくないほどの身体から変身!体脂肪8%の肉体

現在は、ボディコンテスト団体「サマースタイルアワード」のスポーツモデル部門で活躍しており、体脂肪8%と引き締まった身体を誇る山川さん。かつては体重77kg、体脂肪率24%という体型だったという。そこから現在の身体を手に入れるまで、どのような努力を積み重ねてきたのだろうか。
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。

「まずは食事管理から始めました。PFCバランスを意識しながら自炊を続け、白米だけにこだわらず、パスタやラーメン、うどん、そばなど、好きな炭水化物をうまく取り入れて、ストレスを溜めないよう工夫していました」

食事は無理に制限せず、楽しみながら継続するスタイル。筋トレも同じように、無理のないペースからスタートした。

「最初は胸・背中・脚の3分割で、すべてマシントレーニングでした。身体が変わっていくのが楽しくて、徐々にフリーウエイトやケーブル種目も取り入れました。今では肩・腕も含めた5分割で、可動域を意識しながら丁寧にトレーニングしています」

さらに驚くべきことに、プロテインを摂らず、サプリメントもマルチビタミンのみというこだわりぶり。

「プロテインは消化が早くてすぐにお腹が空くので、自分には合いませんでした。その分、固形食でタンパク質を摂るようにしています。空腹感を抑えられ、トレーニングにもより集中できます。鶏胸肉の方が経済的ですし(笑)」

周囲の情報に流されず、自分の体感に従った判断。それが結果として今の身体につながっているのだ。

「トレーニングを始めてから、日常生活にも良い影響が出ました。お酒は今でもほぼ毎日飲みますが、それでも“飲んでるように見えない”って言われます。もうすぐ40歳ですが、年齢より若く見られることが多くなりました」

外見だけでなく、心にも変化があったという。

「身体が変わると精神も変わる。自分を好きになれて、自己肯定感が上がりました。今年6月で営業職を辞めて、トレーナーに転職します。不安よりもワクワクの方が大きいです。この感覚を多くの人に伝えられるよう、これからも頑張っていきたいです」

コンプレックスだった身体が、人生を変えるきっかけになった。山川さんの挑戦は、同じ悩みを抱える誰かの背中を、そっと押してくれるに違いない。

山川さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:佐藤佑樹 写真提供:山川翔示

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