フィットネス コンテスト

「1日米3kg・肉1.5kg」 体脂肪率32%から3%の身体を手に入れた方法は“食べて削る”【筋トレビフォーアフター】

筋肉がなかなかつかず、脂肪だけが増えていく。そんな悩みを抱えている人は、少なくないはずだ。

現在、ボディコンテスト団体「サマースタイルアワード」のスポーツモデル部門およびクラシックフィジーク部門で活躍する斎藤啓人(さいとう・けいと/30)さんも、かつては“脂肪ばかりが増えていく身体”に頭を抱えていた一人だったという。

【写真】食べて削る!に成功した斎藤啓人さんの姿

「身長167cm、体重87kg、体脂肪率32%という体型でした。体脂肪が増えていく一方で、筋肉がつかない。この身体を変えたい、筋肉をつけたいという思いから、本格的にボディメイクを始めたんです」
※体脂肪率は市販の体組成計によるものです。

まず取り組んだのは、徹底した食事管理だった。

「毎日自炊し、カロリーを細かく計算し、脂肪を減らしながら筋肉をつけるために、炭水化物として1日お米を2~3kg、たんぱく質はお肉を1~1.5kg摂取。脂質は全体の10%以内に抑えていました」

この食事内容だけを見ると増量中のようにも思えるが、体脂肪を落とすことに成功した背景には、トレーニング面での工夫もあった。

「以前はトレーニングを“たまにやる”程度でした。今は、トレーニングの頻度やメニューをしっかり考えています。重量を見直し、全体のボリュームやバリエーションを増やすことで、運動量も自然と上がっていきました」

食事を管理し、運動量を増やす。筋肉を落としすぎずに体脂肪を削ぎ落とすことに成功し、身体は大きく変わったという。

「その結果、体重は63kg、体脂肪率はなんと3%まで落とすことができました! 大会がないオフの期間でも、食事管理と筋トレを継続することで、体重69kg、体脂肪率15~18%という身体を維持できています」

変わったのは、身体だけではない。ボディメイクを通じて、日常生活にも大きな変化があった。

「筋トレのおかげでストレスを感じにくくなりましたし、睡眠の質も上がり、今では身体の回復のために、しっかり6~7時間の睡眠を取るようになりました。以前よりずっと前向きになれた実感があります」

20kg以上の減量に成功し、自信の持てる身体を手に入れたことで、メンタル面でも大きな強さを得た斎藤啓人さん。今後も、さらなる挑戦を続けていくのではないだろうか。

斎藤さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:佐藤佑樹 写真提供:斎藤啓人

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