6月7日(土)、新居浜市市民文化センターにて『マッスルゲート四国大会』が開催され、石原由佳(いしはら・ゆか/55)さんがウーマンズレギンス50歳超級で優勝、ウーマンズレギンス158cm以下級とウーマンズレギンスフィットネス158cm以下級で2位の成績を収めた。
プリっと上がったお尻で会場を魅了した石原さんに、トレーニングや減量方法についてお話を伺った。
信念を持って『継続する』ことに全力を注ぐ!
インストラクター歴26年の石原さんが筋トレを始めたきっかけは『生徒のみなさんのため』。
「幼いころから運動が大好きで、ダンスは高校時代から踊っています。体育専攻の大学を卒業し、インストラクターとなりました。現在はスポーツクラブで、ズンバ・メガダンス・エアロビクスのレッスンを担当しています。スタジオインストラクターとして、皆さまにより憧れていただけるような身体でパフォーマンスしたいと思い、4年前から本格的に筋トレを始めました」
石原さんは「念願の四国大会で優勝できて、感無量!」と喜ぶ。
「ホームジムのトレーナーさんに出場を勧められ、ボディコンテスト歴は3年目です。今年に入り怪我が続き、十分にトレーニングが行えないもどかしい時期もありました。それでも精一杯、ステージでのパフォーマンス力を磨く努力をしていて良かったです。本番は、気持ちの良い緊張感の中、ステージングができたと思います。今は、達成感でいっぱいです!」
スタジオトレーナーとして働く多忙な石原さんの筋トレタイムは、レッスンの合間の時間や1日のレッスン後だ。
「筋トレは週に5回、2時間前後。筋トレ前には怪我の防止や安全のため、機能改善やストレッチで筋肉をよくほぐします。筋トレのこだわりは、対象部位の筋肉をしっかりと感じながら行うことです。トレーナーさんからご指導いただいた内容に忠実に、雑な動きにならないよう意識して身体を動かしています。よく褒めていただける部位はお尻で、得意な種目もお尻のトレーニングのアブダクターです。可動域全体で負荷を感じながら、限界を超えて追い込みます」
日々の運動量が多い石原さんの減量期の摂取カロリーは、平均1750kcal。
「初期は食事管理アプリを使い、PFCバランスと摂取カロリーを記録していました。現在はそれを基本にして、日々の運動量で調整しています。高強度の有酸素レッスンが多い日の炭水化物は多め。こまめに体組成を測定しながら、摂取カロリーと消費カロリーのバランスを試行錯誤しています」
石原さんは「今後も、その時々の自分に合うカテゴリーで大会に挑戦したい」と意気込む。
「ボディメイクは私にとって、身体の変化だけでなく『なにごとも前向きに取り組もうとする意欲の向上効果』もあります。筋トレによるボディメイクは、もはや私のライフスタイルの一部。仕事や日々の生活が、より充実したものとなりました。今後はさらにトレーニングを重ね、砂時計のようなフォルムになれたら素敵だなぁと思っています」
ボディメイクによって、現在の体型をよりバージョンアップさせられることに楽しさを感じているという石原さん。ケガをしても目標達成のため、真面目にコツコツと努力を積み上げ続けた石原さんからは、信念をもって継続することの大切さを学ばせられる。
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
取材:山口夏織 撮影:北岡一浩
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。