マッスルゲート選手 コンテスト

「還暦にビキニを着たい」と思い筋トレ開始の62歳 娘もビキニ優勝者で「いつか3世代でステージに」

6月7日(土)、新居浜市市民文化センターにて『マッスルゲート四国大会』が開催され、田岡美江(たおか・みえ/62)さんが、ビキニフィットネスマスターズの部で3位の結果を収めた。

62歳には見えない引き締まったボディを披露した田岡さんに、ボディコンテスト初出場に至った経緯やアラ還のボディメイク方法についてお話を伺った。

【写真】62歳・田岡美江さんの引き締まったビキニ姿

いつか3世代で、ボディコンテストのステージに立ちたい!

田岡さんが筋トレを始めたきっかけは、還暦に『赤いビキニ』を着たかったから。

「筋トレを始めたのは、58歳のとき。還暦を前に『赤いちゃんちゃんこは着たくないなぁ』と思いました。年々減少していく筋肉量も気になっていたので、本腰を入れて身体を鍛えることにしたのです」

なんと!田岡さんの娘さんは、昨年の『マッスルゲート四国大会』ビキニフィットネス優勝者の青木知恵さんだ。

「還暦を迎え、無事に念願の『赤いビキニ』を着て写真館で写真を撮ることができました!しかし筋トレを継続する目標を失ってしまって。トレーニングがなぁなぁになってしまうのは嫌で、どうしたものかと考えていたところ……なんと娘が実際に着けていた大会用の青色ビキニを貸してくれたのです!」

ボディコンテスト初出場の田岡さんは「まるで習いごとの発表会のような気分」と笑顔。

「目標ができたことで、筋トレのモチベーションが上がりました。出場するまでの準備期間を、どのように過ごそうかしら?と、毎日がワクワクです。メイクの方法や食事管理、大会当日の流れなどは全て娘が教えてくれました。共通の趣味を持ったことで、娘との会話も多くなっています。親子時間が楽しくて仕方ありません!」

田岡さんは「去年、娘の応援で観た舞台に立てた!」とよろこぶ。

「娘が見た景色を見ることができて、とても感動しています。この景色へ連れてきてくれた娘への感謝で、もう胸がいっぱい。参加することに高いハードルを感じていましたが、良い経験ができました!」

「いつ始めてもいいけれど、50歳を過ぎたら筋トレはマスト!」と、田岡さんは元気に答える。

「筋トレは週に1回、2時間です。パーソナルトレーナーさんに、全身を鍛えてもらっています。自己流で行うと怪我をしてしまう恐れがあるので、自宅で筋トレはしていません。競技を行うためにはポージングのしなやかさが必要だと考え、ヨガも始めました。腰回りにしなやかさが生まれ、ポージングが楽になったと感じています」

「私に1日3食は多い」と話す田岡さんの食事は、1日に2回だ。

「食事は朝の10時と夕方の17時に取ります。朝の5時に起床、20時に就寝のサイクルに、この食事スケジュールが合っていました。急激に痩せると顔が垂れてしまい、ほうれい線が目立ってしまうので『1.5ヵ月で1kg減』のペースを守っています」

田岡美江さん

筋トレを始めたことで「趣味がより楽しくなった!」と田岡さんは話す。

「私にはダイビング、サップ、クライミング、スキーなどの趣味があります。筋トレのおかげで、身体を使う趣味のパフォーマンスが上がりました!特に、サップの公式記録がどんどん上がっています。筋トレは全てのスポーツの基本ですね」

「これからのシニアは、健康美を目指すことでより人生が楽しくなる!」と話す田岡さんは、とても生き生きしている。

「2年後に、娘と同じステージ(35歳以上級)に立ちたい。あと何年も先の夢だけれど、孫と娘と私の3世代で大会に出られたら面白いですね」と笑う田岡さん田岡さんからは、何歳になっても好奇心と挑戦心を失わないことで、より人生を楽しむヒントを得られた。

次ページ:アラ還から筋トレを始めた、田岡美江さんの引き締まったビキニ姿

取材:山口夏織 撮影:北岡一浩

執筆者:山口夏織
フィットネスからグルメ&レジャー、経済紙まで様々なジャンルで執筆&撮影を行う、歌う筋肉クリエイター。自身もボディコンテストへの参加経験があり、日々鍛えている。どちらかといえば猫派、某チョコはきのこ派。

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