サマスタ選手 コンテスト

42歳がタイトなドレスで優勝 37歳で初めて汗をかく快感を知り、今ではフルマラソン完走するほどに劇変!

「運動部の経験がなく、汗をかくのも嫌いだったので、37歳でジムに入会して初めて汗をかく快感を知りました」

そんな小松裕子(こまつ・ゆうこ/42)さんは、今やフルマラソンやトライアスロンを完走し、ボディコンテストの優勝も飾るほどだ。

【写真】タイトラインなドレスが映える小松裕子さんの艶美なボディ

6月14日(土)、『サマースタイルアワード名古屋予選大会』のドレス部門にて、マスターズクラス(37歳以上)、オープンクラス(年齢無差別)ともに優勝。「洗練を重ねてきた」と語る優雅なパフォーマンスで会場を沸かせ、ベストステージング賞も贈られたほか、オープンクラス、マスターズクラスでのMVPをW受賞した。

ジム通いを機に趣味が広がり、人生を謳歌する小松さんの日常に迫った。

スタジオレッスンから筋トレに誘われて10kgのダイエットに成功

「ジムに通い始めたころは、スタジオレッスンやプールレッスンにだけ参加していました。ある日、ジム内をうろうろしていたら筋トレに誘われたのをきっかけに、トレーニングを始めました。週3日くらいのペースで行っていたところ、4〜5カ月で食事制限なしに10kg痩せてびっくりしました」

みるみるボディラインが変わったことで、ボディコンテストへの挑戦を開始。「最下位からのスタートだった」過去を経て、現在は全国の舞台で戦っている。

食事管理は「お菓子と菓子パンを減らすだけ」 超アクティブな生活が作り上げる健康美

小松さんはステージ用の減量をほぼしない。多岐にわたる趣味を楽しむアクティブな生活そのものが、しなやかな肉体を作り上げている。

「バイクレッスンで自転車を漕ぐ体力がついたのがうれしくて、トレイルランとサイクリングを始めました。旅行先にもジャージーと自転車を持っていきます。登山も好きでよく行きますし、プールレッスンで泳げるようになったことから、『あとは走れればトライアスロンができる』とマラソンも始めました」

元運動嫌いとはとても思えない多彩な挑戦により、2025年の『第40回天草宝島国際トライアスロン』では、自己ベストを40分更新する3時間17分6秒で完走。

「トレーニングで健康的な習慣と体力がついたことでやりたいことがどんどん広がり、人生がこんなに変わるとは思いませんでした。どの趣味も全力で楽しんでいます」

今回のコンテストに向けても最初から全国戦を意識し、ドレスの着用感や色味、ストーンの配置までこだわる徹底ぶり。ポージングの異なるビューティーフィットネスモデル部門にも挑戦し、魅せ方を研究したという。

何事も始めるのに遅すぎるということはなく、一つの挑戦が無限に分岐する可能性を秘めている。小松さんの活躍は、健康と運動を通じて人生をより豊かに輝かせる、「フィットネス」の意味を改めて思い起こさせてくれる。

小松裕子さん

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:にしかわ花 撮影:上村倫代

執筆者:にしかわ花
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』寄稿。広告・コピーライティング・SNS運用。ジュラシックアカデミーとエクサイズでボディメイクに奮闘している。

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