10月25日(土)千葉市民会館で行われたベストボディ・ジャパン主催『モデルジャパン首都圏大会』でクイーンクラスのグランプリに輝いた、五味由美子(ごみ・ゆみこ/56)さん。50歳で筋トレを始め、大会への出場は今年で7年目。昨年末以来、多忙を極めたことで遅いスタートとなった今シーズン初出場の舞台で、見事に栄冠を掴んだ。
【写真】ラインも肌も姿勢も!56歳・五味由美子さんの誉められボディ

「昨年末、熱はないのに咳が止まらず、日々胸の痛みがひどくなるので年明けに念のため診察をしていただいたら、肋骨が骨折していました。そこに母の骨折入院、父の介護、娘の第2子出産が重なり、歯科衛生士としての仕事も忙しく、今年は大会出場は難しいかも、と思っていました」
そして迎えた今シーズン終了目前に友人から「一緒に」と誘われたことで、この首都圏大会への出場を決意したと言う。
「トレーニングは変わらず続けていたので、出場に向けては日々身体を見ながら食事量を調整しました」
もともとクリーンな食事を好むが、少食ではない。
「でも大会前にはそう意識するだけで自然と痩せてしまうので、太らず痩せず、自分にとってベストなボディラインと顔色、肌ツヤで大会当日を迎えられるようにと心がけました」
食事でまず重視しているのが栄養バランス。朝と昼にしっかりと糖質を取り、夜には控えて肉や魚のたんぱく質の摂取を重視、もちろん野菜も食べる。そして間食にはたんぱく質豊富なカニカマやゆで卵が定番だと言う。
「甘いものも我慢せず、脂質の高い洋菓子ではなく大福やあんみつなどを適量と決めて楽しんでいます」
また“身体にいいと言われている”ものを過信せず、試したら必ず体調を見て、自分に合うものだけを残すことにもこだわっている。
「私、発酵食品を摂るとお腹が張ってしまうことが多いんです。ヨーグルトでも合うものと合わないものがある。パスタなどの小麦製品でも、豆腐、納豆、キムチなどでもお腹が張ることがあるので常食はせず、でも大丈夫なときもあり栄養豊富なので絶食もせず、慎重に向き合うようにしています」
便秘や寝不足などのちょっとした体調不良が大会当日の顔色や肌ツヤに大きく影響するのだとも言う。
「筋トレを始めてから、肌やボディライン、姿勢を誉めていただくことが増えましたが、なぜか大会直前にそう声をかけていただく頻度が目立って高くなるんです。日々のボディメイクが重要なのはもちろんですが、大会に出るという楽しみや高揚感もやはり私には必要なのかなと、今シーズン大会に出ない期間があったからこそ、そう強く感じています」
いまは今シーズンの集大成である日本大会(11月23日開催)への出場に向け「今年最後の大会準備が心底楽しい!」と言う。
「大好きな仕事を一生続けていきたい。まだ幼い孫たちと一緒に走り回れるおばあちゃんでいたい。そのためにも健康で美しく、背筋の伸びた女性でい続けたい。ボディメイクも大会への出場も、今後も休むときがあってもやめることなく、ずっと続けていけたらと思っています」
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取材:大塚真奈美 撮影:舟橋賢
執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。
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