10月12日(日)、東京都・江戸川区総合文化センターで開催された『JBBFグランドチャンピオンシップス』ボディフィットネスで大久保裕美(おおくぼ・ひろみ/49)選手が2位を獲得した。
「まだ努力が足りなかった」と悔しさをにじませる一方で、「理想の身体に近づけた」という確かな手ごたえも掴んでいる。
「去年に比べて、自分がつけたいところにちゃんと筋肉をつけて、美しいXシェイプに近づいたと思うので、そこは自分を褒めてあげたいなと思っています」
特に進化を遂げたのは、背中とヒップ。「多くの方にほめていただいた」と語る通り、観客席から見ても立体感が目にとまった。その進化の裏には緻密なトレーニングがあった。
「背中の下背部に効くようなトレーニングを多めに入れたりとか、お尻はブルガリアンスクワットで中殿筋にしっかり効かせるように行いました」
正面(フロントポーズ)から見てもヒップにモリッとした盛り上がりとメリハリが生まれ、また「昨年よりも筋量はきっと増えたと思う」と進化を実感するまでとなった。
フルタイムの会社員として働きながら、緻密なトレーニングで理想の身体へと進化した大久保選手。次戦は11月13~17日に開催される『IFBB世界フィットネス選手権』。今回の経験と進化を糧に、世界での活躍に期待が高まる。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピンク講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史











