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スパルタンレースで脚も背中も肩も進化! 動ける身体で魅せてサマスタPRO戦優勝【筋トレ】

11月30日(日)、TFTホール1000にて『サマー・スタイル・アワード JAPAN PRO GRAND PRIX』が開催され、千原由理奈(ちはら・ゆりな/27)さんがプロ・ビューティーフィットネスモデル部門トールクラスで優勝に輝き、またSSA認定ポージング講師年間最優秀賞も併せて獲得した。

【写真】美と機能を両立!千原由理奈さんのしなやかボディ

千原由理奈さん

「選手としては今年で4年目のシーズンになりますが、昨年末に“競技生活3年間の集大成”と意識して挑んだ冬のプロ戦で3位という結果に終わったことで、今年をどう過ごすかが自分にとって大きな課題となりました。昨年まで毎日コツコツとジムでのトレーニングに励み、毎年1年がかりで魅せる身体づくりのための筋トレを積み重ねてきましたが、今年はまったく違う1年にしようと決めて、スパルタン(障害物)レース大会への出場やTV番組・SASUKEの出演者オーディションに挑戦しました!」

スパルタンレースで身体に変化

もともとランニングが得意だったわけではなく、最初は2km走り続けることもできなかったと振り返る。

「でも苦手だからこそ挑戦する意味があるし、走るだけでなく障害物を登る、這う、担ぐには筋力が必要不可欠なので、これまでとはまた違った筋トレ効果を得ることもできました」

今では朝食前に5km走ることも苦ではなくなり、また筋力についても期待以上の成果があったと言う。

「スパルタンレースに向けて日々、重量負荷をかけて走ることで脚からお尻までしっかりと筋トレができて、またモンキーバー攻略のために雲梯(うんてい)トレーニングを行ったことで背中や肩の筋力と柔軟性も高まりました!特に肩はこれまでも重点的に鍛えてきたのに今年『肩、強くなった?』と聞かれることが多くて驚いています」

鏡を見ずともどんな動きも効果的に筋トレにできるのは、これまでの毎日の蓄積があってこそ。スパルタンレースに全力で取り組むなかで無理なく全身を鍛えることができた。

「今年の夏のプロ戦には選手としてでなく審査員として関わらせていただきました。実は冬のプロ戦への出場も決めかねていたのですが、審査員を務めたことで『自分のステージを見せたい』という気持ちが高まり、一気にスイッチが入りました」

変化した身体で魅せる“新しい私”

そのためジムで過ごした時間は過去最低、だが“動ける筋肉”を増やし筋量アップで挑んだ今大会。

「この身体がどう評価されるのか、期待とともに不安もありました。新しい私を見せたくて、髪型はハーフアップに初挑戦、ポージングも女性らしい柔らかな動きも取り入れることを意識しました」

この新しい取り組みは、実はステージに上がる前から始まっていた。

「大会出場前日にも会場入りして生徒さんのポージングの最終チェックができた体力と心の余裕は今年ならでは。これまでも応援やちょっとした相談にのることはありましたが、今年審査員として生徒さんに対して『直前の確認とチェックで順位が変わったかも』と痛感したことが気持ち的に大きかったですね」

2025シーズンは終了したが、千原さんの挑戦はまだまだ終わらない。

「SASUKEの対面オーディションでの課題・腕立て100回を筋力と気合いで乗り切り、出演権を獲得しました。また来年1月末にはHYROX(ハイロックス)の大会に出場します!そして来シーズンは講師の仕事もさらに充実させて、プロや日本一を目指す人のサポートにもっと力を入れていけたらと思っています」

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材:大塚真奈美 撮影:舟橋賢

執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。

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