11月23日(日・祝)に開催された『ベストボディ・ジャパン2025日本大会』のガールズクラス(18〜29歳)でTOP10入りを果たしたアマラル・ナヤナ(28)さん。ブラジルと日本のハーフで、日本生まれ日本育ち。170cmの長身と華やかな雰囲気でひと際存在感を放ち、今回の大会でも会場の視線を集めた。

「 ファッションが好きなのに着られない」
筋トレを始める前の体重は71.3kg。50kg台半ばだった体重は、気づけば増え続け、16kgの増加。「気づいたら太っていた」というほど少しずつの変化だった。
「ファッションがすごく好きなんです。でも、昔は着られていた服が全然入らなくなって……。その瞬間、ああもう痩せたいって強く思ったんです」
ダイエットを決意してからは、半年で−16kgを達成。最初の3カ月は精神的にも苦しく、モチベーションが揺れる時期もあった。それでも体型が変わり、周囲に「きれいになったね」と言われるようになると、自信が芽生えていった。
「そこから一気に楽しくなりました。頑張った分だけ成果が見えて、その変化が励みになりましたね」
食事管理も続け、自分の身体をコントロールする感覚が身についたことで“自己管理のスイッチ”が入ったという。
朝トレを習慣化して、疲れにくい身体へ。「2週間続けたら自然に起きられるようになった」
減量成功後は本格的にトレーニングを開始。会社員として月から金まで働きながら、ジムには仕事前の朝に通うスタイルを確立した。
「仕事終わりは絶対に行けないと分かっていたので、朝に行くって決めました。でも最初は本当に大変で……。アラームを5分おきにかけて、30分間ベッドから落ちるように起きてました(笑)」
そんな“戦いの日々”も、2週間続けた頃には自然と身体が動くようになっていたという。朝から身体を動かす習慣ができたことで、仕事にも好影響が生まれた。
「体重が軽くなった分、動きが軽くなって疲れにくくなりました。仕事中のパフォーマンスも上がったと思います」
日々の努力が生活レベルで“ラクになる”実感を与えてくれることが、継続の大きな力になった。
次のステージへ。「下半身の改善を目指して、来年はトップ選手を狙いたい」
ボディメイクを始めてから半年で−16kgという大きな成果を手に入れたアマラルさん。しかし、自らの課題も冷静に把握している。
「どうしても下半身が大きいってずっと言われてきたんです。今年は半年じゃ改善しきれなかったので、来年はそこをしっかり変えてトップ選手を狙いたいです」
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:高坂裕希










