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「本当に60歳!?」女性らしさを追求したヘアメイクとステージングで健康美コンテスト日本一に【筋トレ】

11月23日(日・祝)、東京・両国国技館にて『ベストボディ・ジャパン2025日本大会』が開催され、武井久美子(たけい・くみこ/60)さんがプラチナクラス(60歳〜年齢無制限)でグランプリに輝いた。

【写真】赤×黒のビキニでエキゾチックに!60歳・武井久美子さんの手足の長い全身

武井久美子さん

自身にとっての地方予選最終戦だった首都圏大会(10/25)には爽やかなショートヘアと白いビキニで挑み、グランプリを獲得した武井さん。この日本大会ではまたガラリと印象を変えたヘアメイクで登場、華麗なステージで魅せた。

ヘアメイクは新作ビキニからイメージ

「日本大会も首都圏大会と同じヘアスタイルでいくつもりだったのですが、赤と黒のコントラストが印象的なこの新作ビキニを着てみた印象からやはり、女性らしいヘアスタイルに変更しました。外国人モデルの写真を資料にエキゾチックなイメージでお願いしました。結果、これまでの日本大会の中でも一番というくらいにヘアメイクと水着がハマりました!」

その仕上がりに満足した一方で、ヘアメイク後にはちょっとしたトラブルもあった。

「ヘアメイクに時間がかかって会場入りがギリギリになってしまい、控え室に服を脱ぎ捨てピアスとハイヒールを抱えた状態で点呼の列へ。いつもならステージに上がる前にはストレッチからポージング、ウォーキングの練習をして気持ちを整えて向かうのがルーティンなのに、大事な日本大会で『やってしまった~』と焦る気持ちでいっぱいでした。鏡を見る間もなく予選が始まりましたが、幸いにも緊張せずステージを楽しむことができました(笑)」

そうして立った、プラチナクラスでの初めての日本大会のステージ。

「個人的には、講師でありまた尊敬する選手の一人でもある中田哉子さんとまた同じステージに立ち、一騎打ちをすることを目標に臨んだ日本大会でした。戦いが終わった後、手を取り合って称え合うことができたときには感動と喜びで胸がいっぱいになりました。また選手時代に何度も戦い今は講師として活躍され、レッスンでポージングのアドバイスをいただいた門脇美弥子さんにステージ裏で声をかけてもらったときには、彼女に一歩近付くことができた気がして涙が溢れました。思えば一緒にたくさんのレッスンを受け、互いにライバルとして意識し切磋琢磨した仲でした。やっと同じ景色を見ることができ、ここまで続けてきて良かったと心から思いました」

競い合い、また支え合える師や友の存在の有り難さを実感する機会となったと振り返る。このシーズンを最高の結果で終えた武井さんに来シーズンに向けての抱負を聞くと、一番に返ってきたのは意外な答えだった。

帯状疱疹で痛感した“健康第一”

「まずは健康第一!実は今シーズン東日本初戦の千葉大会(4/13開催)への出場を予定していましたが、その直前に帯状疱疹になってしまい泣く泣く出場を断念しました。そして来シーズンも東日本初戦からの出場を目指して身体作りをしていこうと思っています」

もちろんボディメイクの計画にも抜かりはない。

「アウターの筋肉を鍛えることで身体がどれだけ変わるかを試すべく、筋トレに専念するため中断していたピラティスを再開・両立することで、アウトラインの強化としなやかさをプラスできたらと思っています」

健康管理と理想の身体づくりの先にはもちろん来シーズンの目標がある。

「地方大会でも日本大会でも常に目標はグランプリだけ。だからもちろん来シーズンもグランプリ、そして日本大会連覇を目指して頑張っていきたいと思っています!」

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取材:大塚真奈美 撮影:高坂裕希

執筆者:大塚真奈美
編集者・ライター。ヘルス&フィットネス、美容、グルメなどの分野で企画・編集・取材・執筆。群馬県出身、東京都在住。

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