11月29日の『サマースタイルアワードREGIONAL QUALIFYING FINAL』ビキニモデル・マスターズクラスで5位に入賞した松村香代子(まつむら・かよこ/44)さん。京都大会では優勝したものの、全国大会は初挑戦。「決勝に行けないと思っていたので大満足です」と笑顔を見せた。

「ビキニが着たい」から始まった挑戦 “隠す服しか着られなかった自分”との決別
松村さんが筋トレを始めたのは、「いつでもビキニが着られる身体になりたい」という思いからだった。
もともと太っていたわけではないが、お腹は出ていて、お尻も垂れていたという。
「30代後半の同世代がインスタでキラキラとビキニを着こなしていて。それを見て『自分もああなりたい』と思ったんです。逆に私は体型を隠す服ばかりで……このままではダメだと思いました」
トレーニングを始めると、周囲から「変わったね」と声をかけられるようになり、ビーチでビキニを着たときの高揚感も大きなモチベーションになった。
特に変化を感じたのはヒップライン。大きなきっかけになった種目は、意外にも“苦手なトレーニング”だった。
「ブルガリアンスクワットが一番効きました。苦手ですけど、やった分だけ身体が変わるのを感じます。もっとやり込めば、もっと良くなるはずだと思っています」
地方大会では京都で優勝。全国大会では初挑戦ながら5位と堂々の結果を残した。
週5回、1日1.5時間のジム通い “習慣化”がもたらした変化
現在は週5回、1時間〜1時間半のトレーニングに通う松村さん。週1回のパーソナルトレーニングも取り入れている。
「最初は、本当にジムに行くのが嫌でした。でも“行かなきゃ”と気持ちで無理やり動いていました」
そんな松村さんの転機は、2〜3年かけて訪れた“習慣化”だった。
「行かないと気持ち悪いと思えるようになったのは、始めて2〜3年経ってからです。そこまでは頑張って続けるしかない。でも続けたら、誰でも必ず変われると思っています」
普段は看護師として働き、仕事終わりにジムへ向かう。
「つらい日もありますが、身体が変わっていくのを見ると『もっと頑張ろう』と思えます」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:舟橋賢










