2025年、マッスルゲート熊本大会やJBBF九州・沖縄ビキニフィットネス選手権大会で上位入賞し、全国大会『オールジャパン』(岩手県盛岡市)への出場を果たしたヨガインストラクターの柿田結香(かきた・ゆか/42)さん。一見すると相反するように思える、ヨガと筋トレを融合させ、しなやかで力強い肉体を作り上げた柿田さんに、その相乗効果について伺った。
【写真】柿田結香さんの鍛えた太い脚(バックポーズ含む7枚&ヨガ写真)
ヨガ×筋トレで「しなやかな筋肉」へ
柿田さんにとって、ヨガは単なる運動ではなく「生活の一部」だ。ボディメイクにおいても、ヨガで養った感覚が大きなアドバンテージとなっている。
「ヨガはインナーマッスルを、筋トレはアウターマッスルを鍛えることができます。ヨガでの柔軟性、バランス感覚や体幹の強化、呼吸や心身の安定、これらを筋トレにも最大限に生かすことができ、しなやかな筋肉作りに役立ちました」
減量期には、毎日のレッスンの他に朝夕の「太陽礼拝」を有酸素運動として取り入れるなど、指導者ならではのアプローチでコンディションを整えてきた。
弱みが強みに――。「太い脚」が最高の自慢部位に進化
柿田さんの最大の武器は、ステージで目を引く力強い「脚」だ。しかし、意外にもそれはかつてコンプレックスだったという。
「昔から脚が太いことが悩みでしたが、競技を始めてからはむしろ褒めていただくことが増え、初めて弱みが強みに変わりました。2年目を迎えた昨年からは、さらに脚のトレーニングに重きを置いています」
現在は週5日、1.5~2時間のトレーニングを4分割(胸・腕、背中、脚、肩)で実施。「重量よりもフォーム」を最優先し、一つひとつの動作を丁寧に行うことで、理想のアウトラインを追求している。
減量の疲弊を救った「ヨガ」と「仲間」の存在
華やかなステージへ向かう道のりでは、体脂肪を落としていく過程で心身に疲れが溜まってしまう時期もあった。思うように調整が進まないもどかしさが、一番の課題だったと振り返る。
「減量が思うように進まないときは本当に辛かったです。そんなときはヨガで心身をリセットしたり、同じ目標を持つトレーニー仲間と過ごす時間を持つことで、なんとか乗り越えることができました」
仕事、家事、育児、そしてトレーニング。多忙な日々をこなす秘訣は、「緩急の使い分け」にある。「日々しっかりと計画を立て、トレーニングは時間を決めて無理をしない。休めるときはしっかりと休む。このメリハリを大切にしています」
コンプレックスを自信に変え、ヨガのしなやかさとビキニフィットネスの力強さを融合させた柿田さん。進化を続ける柿田さんの次なる目標は明確だ。
「まずは地方大会で優勝すること。そして、来年もまたオールジャパンの舞台に出場し、リベンジを果たしたいです」
「心と身体はつながっている」ことを自らの体現で証明し続ける柿田さん。ヨガで培った揺るぎない精神力と、鍛え上げた肉体を武器に、42歳の挑戦はさらなる高みへと続いていく。
【JBBFアンチドーピング活動】JBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)はJADA(公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構)と連携してドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体で、JBBFに選手登録をする人はアンチドーピング講習会を受講する義務があり、指名された場合にドーピング検査を受けなければならない。また、2023年からは、より多くの選手を検査するため連盟主導で簡易ドーピング検査を実施している。
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取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:北岡一浩、中原義史、西山稔夏











