ボディコンテストで全国を争う選手たちは、肉体造形にどんなこだわりをもっているのか。様々な団体・カテゴリーで活躍するトップ選手に、「大切にしている考え方や取り組み」をテーマにインタビューを行った。今回は、『サマースタイルアワード』で日本4位となった茂木はづき(もぎ・はづき / 38)さん。
【写真】茂木はづきさんのまん丸ヒップが際立つ足上げサイドポーズを含む10枚

茂木さんは会社員をしながらボディメイク競技に出場。トレーニング歴は4年とまだ浅いが、身長170cmの生来のプロポーションの良さに、呼吸トレーニングで強化された美しいくびれを持つ。運動不足解消とダイエット目的でパーソナルジムに通いはじめ、中・高・大学時代と運動部で培った運動能力をトレーニングに生かして短期間でトップ選手に成長した経歴を持つ。2025年は『サマースタイルアワード(以下、SSA)FINAL2025』ビキニモデル・トール(161cm以上)4位となった。
こだわり①カテゴリーに合わせたトレーニングメニュー・頻度の一新と「効き感重視」
茂木さんは昨シーズンに別団体から転向。前団体では筋肉量を求められるカテゴリーではなかったため、トレーニングの種目や重量もあえて制限していたという。
「SSA初挑戦に向けて、昨シーズンはトレーニングのメニューも頻度も大幅に増やして取り組みました。マッスルコントロールがまだまだ苦手なので、対象筋への意識を高めしっかりと効かせるために、重量を追うよりも正しいフォームで行うことを重視しています。そのため、中程度の重量でレップ数を多めにしています」
重量更新に重きを置かず、「効き感」を重視してトレーニングクオリティを高めているという。また、朝5時からの出社前朝トレを習慣化することで、混雑を避けて集中力を高める工夫もしている。
こだわり②分食と計画的減量で筋肉の減少を最小限に
「減量時に食事量を極端に減らすのではなく、しっかり食べながら、できる限りトレーニング強度を変えずに減量期を過ごすことを意識しています。また、血糖値の急上昇を防ぐためにも、カーボを小分けにしてこまめに摂取することも意識していました」
さらに、今シーズンの減量はこれまでよりも期間を長めに取り、オフ期に育てた筋肉量をできる限り維持しながら除脂肪する「より丁寧な減量」を計画している。
昨シーズンのふりかえりと今シーズンへの意気込み
「昨シーズンのデビュー戦ではファーストコールにも呼ばれない悔しい状況から、日本4位の成績を残せるまで成長することができました。また、ずっと目標にしていたビキニモデルでのプロカードを獲得することもでき、プロ戦出場も達成できました」
今シーズンは引き続き「筋肉量を増やす」ことを課題として挙げた。
「今シーズンは初めて本格的な増量期を設け、しっかりとバルクアップしていけるようオフ期から丁寧に取り組んでいます。精度の高いポージングを習得するために、マッスルコントロール(特に背中)も引き続き課題です。プロ戦でのFINAL進出を目標に、背中の筋量アップとくびれを強化して、ビキニモデルの選手らしいきれいなVシェイプをつくりたいです」
【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマースタイルアワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。
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取材:にしかわ花 写真提供:茂木はづき
『月刊IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。記者・ライター、メディアプランナー、エッセイスト。
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