「仕事から帰るのは18:30〜19:00。そこから子どもたちのご飯、お風呂、寝かしつけもあるのでトレーニングは夜遅くからです」
そんな毎日の中で1年の歳月を費やして体重を56kgから49kgへコツコツと落とし、メリハリのある引き締まった身体に変化したのは会社員のひでみんさん(33)だ。今回は子育てと仕事で時間がない中でもトレーニングを続けられたポイントをひでみんさんに伺った。
【写真】ひでみんさんの引き締まったウエストと長い手足が際立つメリハリボディ

左:2017年、右:2025年
「夜遅くから」でも続けられた、トレーニングという名の“自分時間作りの設計”
「ビフォー写真は2017年のころなのですが、ジム通いを始めたのは、2024年に近所に24時間ジムができてからなんです。その間は2人の子どもの出産もあり、体重の増減が激しかったです。仕事家事育児に追われる毎日だったので、自分の時間が少しでも作れたらいいなと思ったんです」
昔は食事の考え方が今と真逆だったという。
「食べる量が少なければ痩せると思って、食事量は少なめでした。でもお菓子は常に食べていました」
食事を減らしているのに甘い物は止まらない。この状態だと、空腹が強くなって反動が来やすいし、タンパク質などの栄養も不足しがちで、身体のラインも整いにくい。
「筋トレを始めてからはPFC(たんぱく質・脂質・炭水化物)バランスを意識したスタイルに切り替えました。糖質(炭水化物)をちゃんと取ると、トレーニングで力が出やすくなるんです。力が出ると、同じ時間でもトレーニングの質が上がりやすい。結果として、消耗するだけのダイエットになりにくく、身体のラインが整いやすいと思います。タンパク質は低脂質中心で、魚は脂質を気にせずいろんな種類を食べて波をつけています。鶏肉は皮を取る、豚肉牛肉はモモが中心。炭水化物はしっかり食べます」
鶏肉の皮を取ったり、牛豚はモモ中心にすることで、タンパク質を取りながら比較的脂質を抑えやすい。逆に魚は良質な脂質(EPA/DHA)が含まれることが多く、無理に避けずに「いろいろ食べて波をつける」ことで、食事の満足感も保ちやすい。
「甘い物が食べたいときは和菓子を食べるようにしています」
洋菓子はバターや生クリームなどで脂質が増えやすい一方、和菓子は脂質が比較的少ないものが多い。
ひでみんさんは、寝かしつけが終わってからが勝負になることが多い。
「主人が帰宅したのと同時にトレーニングに向かうので、時間の確保が難しくて。眠くてやる気が出ないこともしばしばあります。それでも続けられたコツは、完璧を捨てることでした。やれる範囲で無理をせず、ダメなときにはダメで思い切って休むことも大事だと思います。疲れが取れず気持ちが乗らないときは、1週間くらい休むこともあります」
休むのが怖くて、無理に続けて燃え尽きる。これが一番もったいない。休んで回復したら、また戻れる。この戻れる設計を作ったことが、長く続いた理由になっているのだろう。
「身体も変わりましたが、一番変わったのは自分に自信が持てるようになったことです。時間がないことを言い訳にせず、やれることをやりながら努力できる自分が誇らしいので、前向きになりました!」
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取材・文:柳瀬康宏 写真提供:ひでみん
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。










