3月29日(土)、30日(日)で開催された『マッスルゲート神奈川』の2日目にウーマンズウェルネス一般の部優勝、ビキニフィットネス一般の部2位となった桑波田洋実(くわはた・ひろみ/29)さん。人生初のボディコンテストで結果を残したが、そこに至るまでには、「意外と脚が太い」と言われ続けてきた過去があった。

ウーマンズウェルネスとビキニフィットネス出場を選んだ理由は、海外選手の大きなお尻と太い太ももに魅力を感じ、「セクシーさと強さ、エネルギッシュさがある」と思ったからだという。
「ウーマンズレギンスやドリームモデルといった着衣のカテゴリーで段階を踏むよりも、自分がなりたい最終形に向かって最初から挑戦した方が、自分には合っていると思いました」
もともとは挑戦を続けられるタイプではなかった。「途中で挫折するタイプ」と自ら語る。しかし今回は、あえて一番高いハードルに飛び込んだ。
「上半身は華奢なのに脚が太い」と言われた過去
ボディメイクを始めたきっかけは、コロナ禍の宅トレだった。それまでは運動経験はあったものの、筋トレは未経験。4年前から市や都が運営する数百円で通えるトレーニング施設に通い始め、昨年、スポーツフィットネス関係の仕事に転職してから本格的にジムで鍛えるようになった。
現在はトレーナー兼インストラクターとして働いているが、それ以前は飲食業に携わっていた。
筋トレを始める前の身体は、「筋肉がなくて、ただスラッとしている普通の女性」だったという。しかし、本人にとっては大きなコンプレックスがあった。
「むくみやすくて脚が太かったんです。でも上半身はすごく華奢で、そのアンバランスさをマイナスに言われることが多かったです」
女友達だけでなく男性からも、「上は華奢なのに下はゴツい」「スキニーパンツを履くと意外と太いんだね」と言われた。
その言葉に傷つき、フラストレーションもたまった。だが桑波田さんは、その脚を隠すのではなく、さらに鍛える道を選んだ。
「細いことが正義、みたいな価値観はまだ強いと思います。でも、締まった太さや、努力を重ねて作った身体の太さにも美しさはあると思うんです。それを自分で体現したいし、伝えていきたいと思っています」
片脚種目を“ネチネチ”続けて、お尻と脚が変わった
筋トレを始めて最も変わったのは、お尻と太ももだった。
「お尻と太ももにハリ感が出て、立体感が出てきました。前よりファッションも楽しめるようになりました」
特に重視しているのは、片脚ずつ行うトレーニングである。
よく取り入れているのは、片脚のブルガリアンスクワットやステップアップ。両脚で行う種目ではなく、あえて片脚にこだわっている。
「人間の身体はどうしても左右差があります。だから片方ずつ強化した方が、よりバランスのいい身体になると思っています。片脚種目をネチネチ続けていたら、かなりいい感じに仕上がりました」
かつては「脚が太い」と言われることが嫌だった。しかし今、その脚は桑波田さんの武器になった。
初挑戦で優勝と2位という結果を残した桑波田さん。次に見据えるのは、さらに大きな舞台だ。
「次はゴールドジムジャパンカップで入賞できるように頑張りたいです」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介










