マッスルゲート選手 コンテスト

「コンプレックスだった163cmという身長がボディビルでは武器になりました」 22歳・大学生がボディビル3冠達成

3月28日(土)・29日(日)に神奈川・カルッツかわさきで開催された『マッスルゲート神奈川大会』、その2日目、「ボディビル新人の部」と「ボディビルジュニア」、「ボディビル一般の部65kg以下級」で優勝し3冠に輝いた奥川藤馬(おくがわ・とうま/22)さん。完成された大胸筋を引っ提げて、『マッスルゲート神奈川大会』に出場した新進気鋭の登場に、会場の興奮のボルテージは最高潮に達していた。

【写真】奥川藤馬さんの鍛え抜かれたかっこいい二の腕

奥川藤馬さん

「子どもの頃に父親が筋トレをしている姿を見て真似していたのが、きっかけだったと思います。コンプレックスだった身長(163cm)の低さもボディビルには有利に働くと思いましたし、自分自身に特徴を付けたくて、本格的にトレーニングを始めました」

高校2年生のときから筋トレを開始。途中、大学受験期でのインターバルを挟み、約5年間の本格的なトレーニングで、群雄割拠するボディビルカテゴリーでの3冠を達成した。

大学生なので筋トレよりも勉強。それは絶対に変えなかった

「筋トレは趣味なので。大学の課題や勉強といった今やるべきことはちゃんとやってから、トレーニングするっていうのは決めていて。やるべきことがあるのに、それをやらないでトレーニングを優先しちゃうのは違うよなと思っています」

大学生として日々のレポートや学業もしっかりとこなしながら、趣味として筋トレを極めていった。ボディビルコンテスト出場を目指している大学生は、奥川さんの周りにはいないという。

「ありがたいことに、周りの友人たちはとても応援してくれています。大学で会うたびに『頑張れよ!』って声を掛けてくれて。マッチョだっていうことも周りには知られていて。今でもたまに、『筋肉触らせて!』って言われることはありますけど(笑)」

太陽が登って天気が良かったら、もうそれだけでも気持ちいいって思えるようになった

筋トレが大好きで、ボディビルコンテスト出場にも興味はあるけれども、周りの友人の目を気にして、挑戦を躊躇している大学生トレーニーもいるだろう。

「もう大会に出るしかないっていう状況に身を置くのも、現状を変えることには必要だと思います。自分の場合は、周りに『ボディビル大会に出るから!』って言い回ってて。それだけでなく、どこどこの大会に出るよっていう具体的なことまで話すようにしています。『ここまで言って、出場しなかったら逆にダサいだろ!』というところまで話していくのも大事かなと。『減量始めました!』っていう宣言もしています」

大学生活と並行して筋トレを続けてきたことで、精神面の変化も奥川さんに起こったという。

「筋トレするようになって、どんなことにでも感謝できる自分に変わってきたと思います。通学中、電車が動いているっていうことすら感謝できるようになって。他にも、朝、太陽が登ってきて天気が良かったら、そのことにも感謝しながら気分良く一日を始められるようになりました」

筋トレによって肉体面がマッチョに変わっていっただけでなく、どんなことにでも感謝できる大学生へと日々精神面も進化している奥川さん。22歳と若く、伸び代も十分にあるボディビルダーだ。これからのボディビル界での活躍も期待せずにはいられない。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

執筆者:田島悠
フリーランスのライター。元高校数学教師の経験を活かし、教育・サブカル・旅行系記事の執筆・取材・インタビュー、学校教材の校正・校閲を専門としている。東京都在住。

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取材・文:田島悠 撮影:中島康介

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