マッスルゲート選手 コンテスト

舞台女優が「バキバキ背中と丸みのあるヒップ」で魅せてコンテスト優勝 「『彫刻みたいだね』と言われるのが一番うれしい」

5月17日(日)に開催された『マッスルゲート埼玉大会』のビキニフィットネス一般・マスターズの2部門優勝を果たした舞台俳優の山田美波(やまだ・みなみ/36)さん。筋トレのきっかけは、20年以上ゴールドジムに通い、ボディコンテストにも出場してきた父親の存在だった。

【写真】舞台女優・山田美波さんが魅せたバキバキ背中と丸みのあるヒップで魅せるバックポーズを含む6枚

山田美波さん

「2022年に父が競技団体JBBFの年齢別大会で優勝したと聞いたとき、雷に打たれたみたいに痺れてしまって」

尊敬と同時に、強烈な“悔しさ”が込み上げたという。

「私は痺れる側でいいのか、と。親父を超えたいという、息子みたいな使命感が湧いてしまいました」

当初はYouTubeを見ながら自重トレーニングを始め、こっそり大会に出場していた。しかし、気付けばゴールドジム会員となり、マッスルゲートにも参戦。2025年にはさいたまリージョナル大会のウーマンズレギンス163cm超級で4位、そして今年の埼玉大会でビキニフィットネス一般・マスターズ優勝へと駆け上がった。

一方で、筋トレにのめり込むあまり、本業とのバランスに危機感を覚えたこともあった。

「舞台俳優をメインでやっているのですが、周囲から『次は何出るんですか?』と聞かれたとき、舞台作品ではなく大会のことを指していたんです。『あ、まずい』と思いました(笑)」

現在は「演劇界に忘れられない程度に、振り切って突き詰めています」と笑う。

「彫刻みたいだね」が最高の褒め言葉 “芸術としての身体”を追求

山田さんは、身体づくりを単なる競技ではなく“芸術表現”として捉えている。

「『彫刻みたいだね』と言われるのが一番うれしいです。舞台に立つという芸術の道を行く以上、身体も誰かの心を動かせる芸術品として作りたい」

得意部位は、最近特に褒められるようになった肩。以前は背中が得意だと思っていたという。トレーニングでは、教科書通りにやることにこだわりすぎない。

「私にはこれが効くんじゃないか、というフォームを探って、あーでもない、こーでもないと楽しくやっています。脚はまだまだ課題ですが……」

週4〜5回、1回90分前後のトレーニングを継続。ただし、無理はしない。

「楽しい範囲でしかやりません。大会もトレーニングも、心身が本当に削られると思ったら立ち止まります」

ボディメイクを始めてからは、精神面にも変化があった。

「何はなくとも、ちょっとずつついてくれている筋肉と、それを育ててきた自分のメンタルがあると思えば、大抵のことは乗り越えられる気がしています(笑)」

舞台と筋肉、2つの芸術を追い続ける

埼玉大会では「周りの選手が素晴らしすぎて、とんでもなく緊張した」と振り返る山田さん。思い通りのステージングができず、「ありがたい順位でしたが、悔しさの方が強かった」と語る。

それでも、筋肉を通じて新たな自分の可能性を感じている。

舞台活動としては、7月16日〜20日には東京・錦糸町のシアター倉で上演される「イエローヘルメッツ『ハムレット』」にも出演予定。

「わたくしの筋肉は、おそらく登場しませんが(笑)、ご興味を持っていただけたらぜひ観に来てください。また、筋肉質な女優が必要な方、ぜひ一度お声がけくださいませ……!」と笑顔でアピールした。

【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。

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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩

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