『マッスルゲート神奈川』で、ウーマンズウェルネス一般の部優勝、ビキニフィットネス一般の部2位となった桑波田洋実(くわはた・ひろみ/29)さん。今回の記事では、筋トレを初めてからの内面の変化について聞いた。人生初のボディコンテストで好成績を残した桑波田さんだが、以前は「人の目ばかり気にしていた」という。

元彼から「もっとこうした方がいいんじゃない?」と言われた過去
筋トレを始めたきっかけは、コロナ禍だった。
「ちゃんと筋トレみたいなことを始めたのは25歳ぐらいですね」
もともとは飲食業に携わっており、フィットネス業界とは無縁だった。しかし、身体づくりを通じて人生が大きく変わっていった。
「フィットネス業界って、自分のことを鼓舞しながら身体を作り上げていく世界じゃないですか。昔の自分からすると遠い存在だったんです。でも今、自分がその世界に片足突っ込んでいるので、本当に何歳からでも始められるんだなって思います」
昨年にはスポーツフィットネス関係の仕事へ転職。現在はトレーナー兼インストラクターとして働いている。
「筋トレで変わったのは身体だけじゃない」
筋トレを始める前の桑波田さんは、周囲の目を過剰に気にする性格だった。
「外見も内面も、人からどう思われてるんだろうって、ずっと気にしていました」
その背景には、過去の恋愛や仕事環境もあったという。
「昔付き合っていた人から、『もっとこうした方がいいんじゃない?』とか、『意外と脚太いよね』って言われたりしていました。飲食業でも、相手が求めていることを先回りして考える癖がついていたので、ずっと人の顔色を見ていたんです」
だが、ボディメイクを始めてから意識は変わった。
「筋トレって、自分にフォーカスする時間なんですよ。どこを効かせたいか、どこが痛いか、この食材が合うかとか、自分自身をずっと観察する。そうしているうちに、人の目や評価をあまり気にしなくなりました」
減量中には、「やりすぎ」「怖い」「気持ち悪い」と言われたこともあった。しかし、それでも以前ほど傷つかなかった。
「昔だったら気にしてたと思うんですけど、今は『自分がやりたくてやってるから』って思えるんです。むしろ『ここまでやってみればいいのに』って思っちゃいます」
「身体だけじゃなく、内面も磨かれていく」
桑波田さんは、ボディメイクの魅力について「内面が変わること」だと語る。
「もちろん身体をかっこよく仕上げることもできるんですけど、それ以上に内面が変わると思います。スポーツでもあり、鍛錬でもある。メンタル面もかなり強くなります」
また、年齢を重ねてから始めるからこその楽しさも感じている。
「若い頃はがむしゃらに頑張った分だけ成果が出ると思うんですけど、年齢を重ねると無理はできなくなる。だからこそ、どう工夫するかを考えながらやるのが楽しいんです」
かつては「途中で挫折するタイプだった」と語る桑波田さん。しかし今では、自分の身体と向き合い続けることで、自信を積み重ねている。
「無理をしないで頑張っていくって、人間が一番求められているだと思うんです。そういうことを、ボディメイクを通じて伝えていけたらいいなと思っています」
【マッスルゲートアンチドーピング活動】
マッスルゲートはJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト大会である。
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取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:中島康介










