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「この身体で人生終わりたくない」元キャバクラ嬢が奮起しボディコンテスト入賞 半年で体重17kg落とし人生が一変

「この身体で人生終わりたくない!」

半年前、そう思って一歩を踏み出したmiona(みおな)さんは、5月31日(日)に開催された『サマースタイルアワード 関西新人類&ルーキーチャレンジカップ西日本予選』のビューティーフィットネスモデル部門で5位入賞を果たした。

【写真】半年で17kg減量して人生を変えた!mionaさんの引き締まった身体のモノキニビキニ(ビフォーアフター、ステージ写真含む14枚)

人生初のステージに立つまでの半年間で、mionaさんの見た目だけでなく、人生まで大きく変わっていった。

「不可能を可能に変える」と行動で示した半年間

高校卒業後、mionaさんは体育大学へ進学。教職免許取得を目指していたが、自分で学費を工面するために働いていたキャバクラ勤務が問題となり、大学を退学することになった。

「退学後は、キャバクラの仕事が本業になりました。この仕事はとても大変でした。売れれば売れるほど精神的には追い込まれて、外に一歩も出られない日もありました。そして半年前、私は酒に溺れ、メンタルは壊れ、激太りして……見た目にこだわって生きてきたので、絶望していました。人生そのものを諦めようとしたときに、この身体で死ぬのは恥ずかしいと思ったんです。そしてずっと夢だったフィットネストレーナーになりたいという気持ちを思い出して、『せっかくならトレーナーの面接を受けてみよう』と勇気を出して知り合いに連絡したことが始まりでした」

そこからmionaさんは、夢だったフィットネスの世界へ飛び込んだ。自分の身体で実験するようにトレーニングをして学び、現在はキックボクシングジムでパーソナルトレーナーとして働いている。

大会出場を決めたのは、筋トレを始めて2カ月ほど経ち、身体の変化を感じ始めたころだった。

「調子に乗った私は『大会出るわ〜』と軽い気持ちで周りに言って回っていたら、とんでもなく全力で応援されたんです。それがうれしくて出場を決めました。後戻りできなかった感じもありますが、今となってはあのとき調子に乗ったおかげで今があると思っています」

初めは、減量による食事制限や外食の難しさもあり、パートナーや友人との関係がぎくしゃくしたこともあった。それでもmionaさんは言葉で説明するより、行動で示した。

「周囲に『半年で体重を17kg落として大会に出場する。不可能を可能に変える!』とだけ言いました。あとは行動のみで証明しようと思いました」

身体が変わり始めると、周囲の反応も変わった。職場の会員からは「miona先生みたいな身体になりたい」と言われるようになった。かつて人が離れていくように感じていた自分が、今では「mionaちゃんがいると明るくなる」「トレーニングが楽しい」と言われる存在になった。

「私が変わると人が変わる。人が変わったんじゃなくて、私が変わったんだと実感しました」

長く疎遠だった両親にも手紙を書き、大会には駆けつけてくれることになった。身体づくりは、単に体型を変えるだけではなかった。mionaさんにとっては、人とのつながりを取り戻す時間でもあった。

忙しい日は「筋トレをしない」と決める。続けるための現実的な工夫

mionaさんは仕事の前後でトレーニングを行うことが多い。気分が乗らないときには、会員さんを巻き込んでスクワット大会を開き、楽しく身体を動かしている。

「どうしてもできない日は、身体をいたわって筋肉を休めることにしていました。筋肉は適度に休ませてあげないといけないので、忙しいときは筋トレをしない!と決めていました」

食事面では、むくみやすい体質を考え、カリウムを含む食材を意識した。バナナやきゅうりを毎日のように取り入れ、筋肉を落とさないためにタンパク質も重視した。

「減量中の食事は、玄米、鶏胸肉、卵、キャベツ、きゅうり、トマト、減塩味噌汁などが中心。鶏そぼろとスクランブルエッグの丼をよく食べてました。鶏そぼろと卵はレンジで調理し、油を使わないようにしていました」

減量末期前の食事の一例は、朝は空腹で有酸素運動を行い、その後にバナナ1本。昼は玄米80g、鶏胸肉のそぼろ80g、卵1個と卵白1個、野菜。間食はトレーニング30分前にオイコス無糖や今川焼き半分、みたらし団子1本のいずれか。夜は玄米80g、鯖2分の1切れ、野菜、減塩味噌汁、鶏胸肉50g。

人生に絶望していた半年前。そこからのトレーニング、減量、美容への投資、大会出場費用。楽な道のりではなかった。それでも、ステージから見た景色は、それらをどうでも良くするほど特別だったという。

「勇気は一瞬、後悔は一生。こんな言葉を信じていませんでしたが、本当にその通りだなと。変われない人なんていない。内面も外見も、一歩の勇気で人生は変わります」

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材・文:柳瀬康宏 撮影:岡暁

執筆者:柳瀬康宏
『月刊ボディビルディング』『IRONMAN』FITNESS LOVE』などを中心に取材・執筆。保有資格は、NSCA-CPT,NSCA-CSCS,NASM-CES,BESJピラティスマット、リフォーマー。メディカルフィットネスジムでトレーナーとして活動もしており、2019年よりJBBF、マッスルゲート、サマースタイルアワードなどのボディコンテストに毎年挑戦している。

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