一昨年の日本選手権5位、昨年の日本選手権4位と日本屈指のボディビルダーとして活躍する寺山諒選手の減量に欠かせない相棒は「エプソムソルト」「休息」「お米」。シンプルなものばかりだが、そこにこそ減量成功の重要なカギが隠されているのかもしれない。
取材・文:舟橋位於 大会写真:中原義史 相棒写真:本人提供、舟橋 賢 Web構成:中村聡美

寺山 諒
2025年日本男子ボディビル選手権4位
相棒1 エプソムソルトで身体の芯から温める
エプソムソルトは2〜3年前から使っています。お風呂に入れて使うごく一般的なものですね。友人にプレゼントしてもらったのが最初のきっかけです。
体感できる効果は深部体温の上昇です。エプソムソルトを入れたお風呂に15分ほど入るのですが、入れないときと比較した場合に、確実に身体が温まるのを感じています。
エプソムソルトの使用タイミングは就寝2時間前にしています。上がった体温が下がっていくときに身体は眠くなるようにできているので、それをうまく活用する意味合いですね。これにより、減量中でも質の良い睡眠が取れるようになったと思います。前日から次の日の調子を整えるという意味ではすごく良いグッズです。
睡眠以外で感じる効果としては、リラックスできることや、むくみが取れることがあります。エプソムソルトを使うとポカポカしてきて、発汗量も増える実感があります。こういったプラスの要素が重なることで、疲れが取れやすくもなります。
現在はBASSPAというブランドのものを使用していますが、メーカーによる効果の違いはそれほどないと思っています。ただ、香りが異なることはあると思うので、そこはあらかじめ確認しておきたいポイントですね。

寺山選手は「BASSPA(バスパ)」のエプソムソルトを愛用
相棒2 勇気を出して取るオフが100%のパフォーマンスをつくる
以前はオフを取ることに消極的で、「大丈夫かな?」という気持ちが強かったです。ルーティン通りに進めていかないと気が済まないところがありましたね。しかし、身体が万全でない状態で始めても、結局はだめなトレーニングになっていたのかなと思います。
そういった部分を反省して、今はオフの重要性を理解するようになりました。「今日は休もう。その代わり、明日は100%のパフォーマンスを出すぞ」というマインドですね。実際問題、オフを1日程度増やしたところで、筋肉が劇的に減ったり脂肪が増えたりということはないと思います。

1週間や1カ月という比較的長めのスパンでトレーニングをとらえて、総合的なパフォーマンスを高めていけると良いでしょう。疲労の状況によっては、特定の部位のトレーニングをスキップしてしまって、その分を疲労回復に充てたりすることもあります。
減量で一番大事なのは、「早くトレーニングしたい」という気持ちを保つことです。これが減量をスムーズに進める原動力となります。精神的にも肉体的にも追い込まれると、なかなかオフを取る気持ちにならないかもしれません。しかし、そんなときにこそ勇気を持って休むことで、良い結果が得られる場合もあると知っておくと良いでしょう。
相棒3 減量を成功させる上で、お米は絶対に欠かせない相棒
減量中でも元気にトレーニングするためには炭水化物は欠かせません。いろいろな炭水化物食品がありますが、自分の場合は米が一番合っていると思っています。トレーニング前に白米を300g食べますが、これはオンでもオフでも変わりません。トレーニングで最高のパフォーマンスを出すためにはこの分量が必要です。その後は、タッパーに小分けにした弁当を食べます。白米は1日で大体1000gくらい食べますね。もちろん、減量の進捗状況によって調節はしていきます。
お米以外の炭水化物源としては、トレーニング中に摂取するCCD60gがあります。それ以外では、夜は繊維質が多くGI値が低い食材を選ぶこともあります。ジャガイモ、さつまいも、オートミールなどがその一例ですね。

お米の良いところは、なんといっても調理のレパートリーが豊富なところです。減量中でも、使用する油の量を控えて、炒飯やオムライスを作ることもあります。
基本的には白米がメインですが、玄米と白米を半々で食べることもあります。玄米は繊維が豊富なため、腸の調子が良くなる実感はあります。ただ、体温が上がってくる感じやトレーニング中の出力アップという点では、白米の方が勝りますね。
てらやま・りょう
1995年9月12日生まれの30歳。東京都出身。身長170.4cm。パーソナルトレーナーとして活動。日本ボディビル界トップクラスのバルク派として活躍中。2024年日本男子ボディビル選手権5位。2025年日本男子ボディビル選手権4位











