「強さや健康的な魅力を感じる身体に惹かれます。誰もがなれる身体ではなく、『どれだけ頑張ってきたか』が一目でわかる身体になりたい。理想は人それぞれですが、私は『ただ細い身体』より『メリハリのあるプロポーション』を追求していきたいです」
そう語るのは、北沢真利(きたざわ・まり/41)さん。北沢さんは、6月7日(日)にウィルあいちで開催された『サマースタイルアワード(SSA)』名古屋予選大会にてベティクラス(SSA女性カテゴリーで最も筋肉量が多いカテゴリー)優勝。そして、大会で最も輝いた選手に贈られるMVPを獲得した。

「優勝することができて、本当に嬉しいです。いつも一緒にトレーニングしている人や応援してくれている人、今回サポートに入ってくれた先輩にも感謝の気持ちでいっぱいです」
張り出した肩に、筋肉の陰影が浮き出る背中、引き絞られたくびれと、筋肉に支えられた張りのあるお尻と脚。北沢さんが理想とする、「メリハリある女性らしい筋肉美」への工夫を聞いた。
女性らしい筋肉造形①僧帽筋をゴツゴツさせず肩と背中を鍛える
すらりとした首元やくびれを残したまま、肩や背中、お尻といった大きくしたい筋肉だけを鍛えるにはコツがいるという。
「肩を鍛えるときは僧帽筋に負荷が乗りすぎないように、重量を追いすぎるよりもしっかりターゲットの筋肉に効かせることを重視したフォームを意識しています」
フォームが崩れにくい重量に抑えつつ、高回数で負荷をじっくり与えていくことで、僧帽筋への関与を抑えて、肩のサイドやリアのみに刺激が入るようにしているという。
女性らしい筋肉美づくり②くびれは「締める」と「緩める」でアプローチ
「くびれを細く保つために、背中やお尻を鍛えるときは短時間のトレーニングでもベルトやコルセットでウエストを絞めるようにしています」
ベルトやコルセットで締め上げることで、筋肉の動き自体を抑制して腹部の筋肥大を防いでいるのだという。
「もう一つは、柔軟体操をしっかりとすること。くびれを残しながら背中の広がりとお尻のボリュームを作り、全体のシルエットがより美しく見えるようにと意識しています」
股関節周りの柔軟性と筋肉の柔らかさは、くびれ作りに特に重要だそうだ。腹斜筋を捻る動作(ツイスト)の可動域を広げて、トレーニング効果を高めるほか、「姿勢の崩れ」につながる背骨の歪みや筋肉の凝り固まりを防ぎ、自然とくびれが際立つ美しい立ち姿をつくっている。
自分も誰かの新しい挑戦のきっかけに
北沢さんのSSAへの出場は、今回が7年ぶりとなる。挑戦のきっかけとなったのは、長年のトレーニングで親交を深めた友人達の影響が大きいという。会場に応援に駆け付けた友人たちと快挙の喜びを分かち合うとともに、今後へのさらなる意欲を見せた。
「成績だけでなく心も競技者として成長し続けて、誰かが新しい挑戦を始めるきっかけになるような存在になることが今後の目標です。今回の優勝に満足せず、さらに高いレベルを目指して努力を続けていきます」
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取材:にしかわ花 写真撮影:上村倫代
『IRONMAN』『FITNESS LOVE』『月刊ボディビルディング』『Womans'SHAPE』寄稿。記者・ライター、メディアプランナー、エッセイスト。
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