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「可愛いお腹してるね」にショックを受け筋トレ開始の25歳 “筋肉になりたい”と肉体改造、コンテストで活躍

「可愛いお腹してるね」

周りからの何気ない一言が、すべての始まりだった。サマースタイルアワードで活躍する塩谷菜月(しおや・なつき/25)さん。現在はパーソナルトレーナーとして働きながら競技に取り組むが、4年前はトレーニング経験ゼロの保育士だった。塩谷さんが身体を変えられた考え方や自慢の背筋のつくり方とは。

【写真】25歳・塩谷菜月さんの仕上がった背中のバックポーズ

周りからの「可愛いお腹」の一言で本気モードに

4年付き合った人と別れ、保育士として働いていた頃の塩谷さんは、女性としての意識が薄れ暴食が続いていた。そんなとき、久しぶりに会った方に言われた一言が刺さった。

「可愛いお腹してるね」

そこから本気で痩せようと思い、まず宅トレを始めた。しかし1年続けて限界を感じ、24時間ジムを契約した。最初は有酸素運動だけだったが、フリーウエイトエリアで本気で筋トレする男性たちを見て考えが変わった。「自分も筋肉になりたい」。そこから本格的なボディメイクが始まった。

宅トレ時代には、食事管理の落とし穴にもはまっていた。自己流で食事制限を続けるうちに食べること自体が嫌いになり、人との食事や家族が作ったご飯を食べることも苦痛になった。人付き合いも悪くなり、本当に辛い時期があったという。

「ダイエットは体重を落とすだけがゴールじゃなくて、自分に自信を持つための過程だと思います。だからこそ、辛い苦しいと思っているならやめた方がいい」

食べることが嫌いになるほど追い詰められた経験があるからこそ、この言葉には重みがある。ボディメイクは自分を苦しめるためのものではない。その本質を、塩谷さんは自分の失敗から学んだ。

背中を武器にする、最大収縮と最大ストレッチ

塩谷さんが最も自信を持つ部位は背中だ。ラットプルダウンをMAGグリップで3種類、シーテッドロウ、プルオーバー、DYロウ、ケーブルワンハンドロウ、ベントオーバーロウ、フロントプルと、種目の多彩さが目を引く。

「最大収縮と最大ストレッチを常に意識すること。対象となる筋肉のことだけを考えて、本当に使えているか確認しています」

減量中の食事も、ストレスをかけない工夫が貫かれている。鶏胸肉、ささみ、卵、サーモン、サバ、白米を基本にしながら、朝はプロテインマグケーキで甘いものへの欲求を満たす。「増量期と基本的に変わらない食材を使うから安心感がある」という視点は、減量に対する心理的なハードルを下げる上で参考になる。

「辛い、面倒と思うことがあってもジムに行けば本気でトレーニングして、来て良かったと毎回思える」。その積み重ねが、塩谷さんの身体やマインドを変えた。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

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取材・文:FITNESSLOVE編集部 写真提供:塩谷菜月

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