サマスタ選手 コンテスト

会社のみんなに思い切って打ち明けたコンテスト挑戦「口角を上げたまま固まってしまいました」緊張の中、優勝に輝く

東京都・武蔵村山市民会館で開催された『サマースタイルアワード 2026 新人類 in SUMMER』(7月20日開催)。ビキニモデル部門で1位に輝いたのが、牧田依央理(まきた・いおり / 35)さんだ。今回が初めての大会で、本格的に筋トレを始めたのは今年に入ってから。約半年間の挑戦で、見事初出場初優勝を果たした。

【写真】35歳の会社員・肩と強化中のバックポーズ

2020年から体幹トレーニングをおこなうスタジオレッスン『Surf Fit』に通い、身体が変わる楽しさを知ったという牧田さん。これを機に「さらにベストな身体を見てみたい」と思うようになった。

「『バチェラー』に出演していた(同団体プロ選手の)ゆんさんを見て、身体がきれいだと立ち振る舞いまできれいに見えるし、“人間性は身体に出るんだ” と感じました。これをきっかけに、ボディコンテストへの出場を決めたんです」

周囲に宣言して高まった覚悟

会社員として働く牧田さんにとって、仕事と大会準備の両立も一つの課題だった。会食もある中、当初は大会への出場や減量に取り組んでいることを職場には伏せていたという。

「最初は “負けたときに恥ずかしくないように黙っておこう” と思っていました。でも隠したままだとうまく回らないことも増えてきて、思い切って打ち明けたんです。そしたら皆さんが “「カッコいい」” と応援してくれて、会食でも食事に気を遣ってくれました。周りに伝えたことでさらに火がついて、最後まで諦めずに取り組めたと思います」

身体づくりでは、下半身にボリュームが出やすい自身の体質とのバランスを整えるため、上半身を重点的に強化。中でも変化を感じられた肩のトレーニングに力を注いだ。

「肩は変化が分かりやすくて、鍛えるのがすごく楽しかったです。サイドレイズをひたすらやって、少しでも扱える重量を上げられるように頑張りました。まだリア(肩の後部)は弱いと感じているので、これからもっと鍛えてかっこいい背面を作りたいです」

初舞台で知った挑戦する楽しさ

迎えた初舞台。トレーナーや憧れのゆんさんがそばにいる心強さがあった一方、ステージ直前には経験したことのないほどの緊張に襲われた。

「直前になったらありえないくらい緊張して、口角を上げたまま固まってしまいました(笑)。教えてもらった筋肉の使い方もポージングも全部飛んでしまって、立っているだけで精一杯だったんです。でも、出てみなければ分からないことを経験できたのは大きかったですね。この半年間支えてくれたトレーナーさんやゆんさん、会社の方や友人にもあらためて感謝ができました」

約半年間の挑戦は、身体だけでなく牧田さんの考え方にも変化をもたらした。

「結果を目指して頑張ることって、こんなに楽しいんだと知りました。一つのことを頑張っていると、仕事など他のことも頑張れるんです。忙しくても30分だけ自分と向き合う時間を作って、そこでハッピーになれば、他のことにも前向きになれると思います。減量で病むこともなかったので、本当に充実した半年間でした」

「自分のベストな身体を見てみたい」という思いから始まった挑戦。頑張ることそのものを楽しめるようになる経験は、ボディメイク継続を後押しする大きな力になる。

【SSAアンチドーピング活動】SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード)はJBBF(公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟)とアンチドーピング活動について連携を図って協力団体となり、独自にドーピング検査を実施している日本のボディコンテスト団体である。全ての選手登録者はアンチドーピング講習の受講を必須としており、SSAから指名された場合はドーピング検査を受けなければならない。

執筆者:池田光咲
IRONMANを中心にトレーニング・スポーツ系メディアや雑誌で執筆・編集活動を展開中。ベンチプレス世界選手権3位の入賞経験をもつ現役アスリート。

用語解説
ビキニモデル部門(SSA):全体的に丸みのあるアウトラインやバランスの取れたスタイルが評価されるカテゴリー

次ページ:牧田依央理さんのサイドレイズで育てた肩

取材:池田光咲 撮影:高坂裕希

-サマスタ選手, コンテスト
-,

次のページへ >





おすすめトピック



佐藤奈々子選手
佐藤奈々子選手