トレーニング人気の高まりに合わせ、その後のケアに対する注目も高まっています。伸ばすだけでなく捻りを加えることで筋肉の持つポンプ作用=リカバリー力を回復させましょう。
※Woman's SHAPE&Sports vol.31に掲載された「元宝塚・拓麻早希 生尾美作子 リカバリー力向上で全身の機能活性を」をWEB用に編集したものです。
元宝塚・拓麻早希 生尾美作子
リカバリー力向上で全身の機能活性を

いくお・みさこ
大阪府出身。1995年に宝塚音楽学校へ入学し、97年には宝塚歌劇団星組に入団。男役・拓麻早希としてドイツ・ベルリン公演や、日中国交正常化30周年中国公演など、出演は1000公演を超える。2002年に退団し、マッスルミュージカルや劇団☆新感線の舞台、テレビなどで活躍。05年からは女性専用フィットネスButterflyLifeを立ち上げ、東京・目白椿の坂スタジオでダンス講師も担当している。
今回は“セルフリカバリー力を高めて美しい体を手に入れよう”というのがテーマです。今は鍛えることももちろんですが、より体を回復させる、ケアする方にみなさんの意識が向いていると思います。
そのためには睡眠も大事ですが、運動後や帰宅後の自宅ケアがとても重要になってきます。リカバリーは筋肉を伸ばすストレッチと少し違って、筋肉の機能を元に戻すのが狙いになります。
人はいつも重力の影響を受けて暮らしているので、どうしても血液や体液が下へ溜まる性質があります。それを上に戻すポンプの役目を担っているのが筋肉で、マッサージは手で刺激を加えて筋肉の活動を元に戻している訳です。
筋肉が働かないと代謝を司るミトコンドリアが減少し、結果エネルギーも不足してしまいます。ですので筋肉の機能を高めることで全身の機能が高まり活性化に繋がります。
今回は筋肉のストレッチから少し幅を広げて筋肉の働きを元に戻す、機能を高めていくことが目的になります。ご紹介するのは私が日々やっているもので、座っての運動が2つと立っての運動が1つです。
いつもは首であったり細かい箇所に行きますが、今回は広背筋やお尻、太ももといった大きい筋肉に刺激を与えていきます。動きとしては捻りの動作が多いです。全てにおいて捻っています。伸ばすだけでなく捻ることで筋肉に遊びを作り、それによって筋肉の機能を元に戻していきます。伸ばしに捻りを加えることでより機能回復を図ることができます。
lesson.01 腕回しでのリカバリー
①写真のように足を組んで座り、膝裏に手を通して組む。太もものお尻側が伸びる
②組んだ足側の手を頭上に上げる
③背伸びをするように腕をさらに上へ伸ばす
④顔は前を見たまま腕を後方へ
⑤腕を頭上に戻し
⑥最初の体勢に戻る
× ここではしっかり胸を張ること
※足を組み替え反対側の腕でも行う

lesson.02 振り子でのリカバリー
①まず足を組み
②お尻を床から上げ
③お尻を左
④右と振り
⑤中央に戻し
⑥お尻を下ろし床に着ける
⑦足を組み替え
⑧お尻を持ち上げ
⑨また左
⑩右と振り
⑪中央に戻して
⑫床に下ろす
※お尻を振る時に顔が上がって腰が落ちないよう気をつける(顔は正面を向く)

lesson.03 脚を開いてのリカバリー
①立ったところから
②脚を後方に大きく引き屈み込む
③上体を起こし
④上半身を脚を捻っていく(伸ばした脚の外側が伸びる)
⑤上半身と脚の捻りを戻し
⑥腰を上げ
※③〜⑥を何度か繰り返し、反対側の脚でも行う
⑦屈んでから
⑧立ち上がって終了
× 脚を伸ばした時、伸ばした脚が地面に着いてしまわないようにする

取材・文_長谷川亮 text=Ryo Hasegawa 撮影_AP,inc. photo=AP,inc.










