横浜保土ヶ谷公会堂で第3回『PURSUIT JAPAN(パシュートジャパン)※(8月9日)』が開催された。特に注目だったのが、過去大会の優勝・準優勝者が出場し、真の女王を決める「第2回 ROAD TO QUEEN」。第1回大会では規定点数に達した者がいなかったため、記念すべき初代女王の誕生は今大会に持ち越されていた。新しく「モノキニ審査」も追加され、よりハイレベルな審査が行われる中、見事初代女王に輝いたのは2児の母である綾野礼成(あやの・れいな)さんだ。
※『PURSUIT JAPAN(パシュートジャパン)』とは、「鍛えた女性は美しい」をコンセプトに、日々のトレーニングや運動でつくりあげた健康美を重視するフィットネス・ボディメイクコンテスト。

大会を終えた瞬間は、まず「本当に全力でやり切ったぞ」という達成感が大きかったという綾野さん。
「その後に、初代QUEENに選んでいただけたことへのうれしさと感動が少しずつ込み上げてきて、時間が経った今もその喜びを噛み締めています。と同時に初代という重みや責任もあるなと感じてます(笑)」
前回のパシュートジャパンから意識したことについて、綾野さんは「下半身に比べて上半身の弱さ」を課題に挙げていた。
「そこを少しでも自信に変えたいと思い、トレーニングの頻度を増やし、食事も一度にたくさん食べるのではなく、小分けにして取る量を増やしました」
特に骨格的に上半身が小柄に見えやすい悩みに対し、肩に丸みを出すためのトレーニング方法を試行錯誤したという。さらに、前回からの変化を見せるためにポージングも徹底的に鍛え直した。
「特にバックポーズでは、広背筋や大円筋がよりきれいに出るよう、肩や腕の角度、身体の使い方を工夫しながら、何度も何度も練習しました」
女性らしいシルエットを生み出す「お尻」と「砂時計ボディ」の作り方
自慢の部位やトレーニング方法については、特定の部位というより全体のバランスを意識してきたと話す。そのうえで、自分の骨格を活かせる下半身、特にお尻のトレーニングに力を入れてきた。
「トレーニングでは、ヒップスラストやブルガリアンスクワットでお尻の土台や高さを作り、アブダクションやケーブルキックバックで丸みや形を整える意識をしました。ウエストとヒップの差を大切にして、女性らしいシルエットになるよう取り組んできました」
また、印象的な砂時計のボディラインについては、重量を追い求めることよりも「腹圧と呼吸をしっかり意識しながら狙った部位に効かせること」を重視してきたという。回数やセット数も多めに組み、身体のラインを整えることを意識した。
日常の中でも、椅子に座る際に猫背になったり姿勢が崩れたりしないよう自然ときれいな姿勢を保つなど、「無理なく続けられる小さな習慣こそボディラインを保つうえで大切にしています」という。
子どもたちに見せた「挑戦する背中」
今回の挑戦は、肉体的な変化だけでなく、内面にも大きな成長をもたらした。
「今回、パシュートジャパンに挑戦したことで、身体だけではなく、自分自身と向き合う時間もたくさん持つことができました。初代QUEENという素晴らしい称号をいただけたことはもちろんうれしいですが、それ以上に、挑戦する過程で得られた経験や、自分のことを認められるようになったことが大きな財産になりました」
とりわけ、2児の母として子どもたちに背中を見せられたことが何よりの喜びだったという。
「私が挑戦する姿を子どもたちが見ていてくれて、大会を終えたときに一緒に喜び、泣いて感動してくれたことが本当にうれしかったです。言葉で『挑戦することは素敵だよ』と伝えるだけではなく、私本人が目の前で挑戦する姿を見せられたことは、母親としても大きな意味がありました」
年齢や環境に関係なく、挑戦し続ける楽しさを
「ボディメイクは身体を変えるだけでなく、自分を少しずつ好きになっていくきっかけになる」と語る綾野さん。最後に、これからの目標と読者へのメッセージを寄せた。
「私自身もまだまだ挑戦の途中です。これからも年齢や環境に関係なく、『やってみたい』と思ったことには挑戦し続けたい。そして、私の姿を見て『私もやってみようかな』と一歩踏み出す女性が一人でも増えたらうれしいです。そしてパシュートジャパンの第4回大会が11月に控えているのでたくさんの方にこの団体と大会を認知してもらいたいです。興味がある方は一度会場にいらしてみてください!とても楽しいと思います」
日々の小さな積み重ねを大切にしながら、子育てと両立して自分らしい美しさを追求し続ける綾野さん。まっすぐな挑戦は、これから何かを始めてみたいと感じている多くの人にとって、自然な一歩を踏み出すきっかけになりそうだ。
綾野礼成さんインスタグラム:@rei.bodymake0826
取材・文:FITNESS LOVE編集部 撮影:荒熊流星










