ベストボディ選手 コンテスト

48歳がコンテストで準グランプリ 若々しさ溢れるボディラインは「怪我にも負けない諦めない気持ち」の賜物

本番1週間前、怪我のためヒールを履いて練習できたのは、たったの一度。それでも杉浦麻紀子(すぎうらまきこ/48)さんは、ステージに立つことを選んだ。9月13日(日)、WINCあいち大ホールで開催された「ベストボディ・ジャパン2026愛知・名古屋大会」。ミス・モデルジャパン部門ウーマンズクラスで2位に入賞した杉浦さん。その挑戦は、決して順調なものではなかった。

【写真】杉浦麻紀子さんの若々しさ溢れるボディライン
杉浦麻紀子さん

杉浦さんがフィットネスを始めたのは2021年9月。コロナ禍で17kgほど体重が増えたことをきっかけに、身体を元に戻そうとトレーニングを開始。以来、身体づくりを続けてきた。

身体づくりと「魅せる力」を磨いて

今シーズンは、弱点と感じているお腹まわりや体幹の強化に加え、全身のバランスを整えるため、背中のトレーニングにも注力。ウォーキングやポージングにもこだわり、身体そのものを磨くとともに、ステージで自分をどう魅せるかにも向き合ってきた。

ところが今年4月、左足の靱帯を損傷。下半身のトレーニングは思うように進まず、リハビリを続ける日々に。大会10日前、通院先の病院から無理のない範囲でヒールを履く許可が出たものの、長期間サポーターを着用していた影響もあり、脚のバランスがうまく取れない。さらに、あちこちが攣ってしまう状態だったと振り返る。

ほぼ一発勝負。それでも、ステージに立つために

出場できるかどうかも分からず、トレーナーからは辞退という選択肢も示された。それでも、ステージに立つ数分間だけでも、脚が攣らずにヒールを履きたい。そんな思いを胸に周囲へ相談し、アドバイスを受けながら本番に備えた。

普段から指導を受けるトレーナーの的確なアドバイスも大きな支えとなった。ただ、ヒールでの練習再開が認められてから、本番までにウォーキングとポージングを練習できたのはわずか1回。

その後は脚への負担を避けながら本番に備え、練習時に確認した動きを頼りに、ほぼ本番一発勝負でステージに挑んだ。

今ある自分で、できる限りの表現を

怪我の影響で十分なトレーニングができず、ボディの仕上がりも、いつもの自分と比べると万全とは言えない状態。それでもステージの上では、そのときの自分にできる表現に集中。今ある身体で、どうすれば少しでも自分らしく魅せられるかを考えながらステージに臨んだと語る、杉浦さん。

迎えた本番。杉浦さんは、優美で堂々としたウォーキングとポージングを披露した。左足の靱帯を損傷し、ヒールでの練習再開が一度きりだったとは思えない姿だ。

「自分にできることは全て出し切れたと思っています」

限られた準備期間のなかでも、そのときの自分にできることと向き合いながら本番を迎え、準グランプリに輝いた杉浦さん。怪我の治療に専念することはもちろん重要だが、杉浦さんのように最後まで諦めない姿勢もまた大切である。

取材・文:大熊智子 撮影:上村倫代

執筆者:大熊智子
福岡県北九州市生まれ。愛知県育ち。大学で社会心理学・メディア論を専攻。各種広告・広報など企業案件の取材・執筆を担当するかたわら、町の文化や魅力を伝えたいと、地域情報の発信にも力を入れている。

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