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【プロレスリング・ノア YO-HEY】「肩甲骨で跳ぶ」ドロップキックの真実と、欠場期間に挑んだ肉体改造

プロレスリング・ノアのGHCジュニアタッグ王者のYO-HEYさん。TEAM 2000Xというヒールユニットに所属し、若いころから「そのチャラさ、いいね!」と先輩から褒められる(?)こともしばしば。その一方で、その鋼のような肉体は惚れ惚れするほど。さぞかしキツい練習を行っていると思いきや……。そんなYO-HEYさんへのインタビュー後編は、プロレスリング・ノアに来てからの身体づくりについて聞いた。

アメリカで理想の身体を手に入れるも……

見た目はちゃらいですが、肉体はすごいYO-HEYさん(撮影・橋場了吾)

2008年にプロレスラーとしてデビューしたYO-HEYさん。そして2017年からは、今所属しているプロレスリング・ノアで戦っている。

「デビューした団体を辞めた後、アメリカに行ったんすよ。プロレスのためだけの生活ができたんすよね。向こうの食事も合うし、ジャンクもプロテインも全部。常にテンションが高い生活で、(身体が)デカくなっていくのが目に見えてきたんで。それで自分的には最強の身体を手にしたんすけど、アメリカから帰ってきてフリーでいろいろな団体で上がるようになると、プロレス以外に楽しいことを見つけちゃったんでしょうね……そこからはまた痩せてしもて、大事な試合があるときだけ筋トレしようと。それで満足してたんでしょうね。でも、それでは良くないと」

YO-HEYさんは2025年9月に左膝内側半月板損傷により、11カ月間の欠場に入る。この間に、身体のことを真剣に考えるようになった。

「さすがにこの状況で何も変わらずに帰ってくるのは、なんかあれなんでね。あと、欠場前にヒロムちゃん(髙橋ヒロム、当時は新日本プロレス所属、現在はWWEでKYOKIとして活躍中)とタイトルマッチをやったときに、『このYO-HEYっていうカリッカリな細いやつ』みたいな意見も出てきたんで、自分の身体に自信があった人間からしたら、そこでちょっと火がついて。欠場中に体重を増やして“なう”という感じっすね」

すさまじい高さのドロップキックの秘密は「肩甲骨で跳ぶ」こと

政岡純選手(左)とのタッグでGHCジュニアタッグ王座を保持している(©プロレスリング・ノア)

政岡純選手(左)とのタッグでGHCジュニアタッグ王座を保持している(©プロレスリング・ノア)

11月9日からはジュニア戦士16名が参加する『「マルハン presents NOAH Jr. GRAND PRIX 2」』が始まる。現在のYO-HEYさんがノアジュニアで戦うにあたり、気をつけていることはどんなことなのだろうか。

「最近はみんないい身体してますよ。トレーニングも、道場だけでなく自分でジムも契約してるんちゃいます?ちなみに自分は、自宅に機材を揃える派なんすよ。筋トレをガンガンするのはもちろん大事やけど、自分のボディを見ながらするのが大事やなと思って、でも、一人やないと一生懸命になれへんというか…若い頃は自信しかなかったんで『もう見とけよ、俺のこの筋トレ』みたいに見せつけてたんすけど、さすがに大人になってからはできんくなってきて(笑)」

先程、欠場の話をしたが、公式発表では左膝内側半月板損傷だったが、実は前十字じん帯にも異常があった。

「左膝が良くない状態で、10年以上放置してプロレスしてたんすよ。伸びてた状態やったんで、試合をするたびに『ガコン!』みたいな膝が外れる感覚があって。ノアに入ってからは痛みがなくなったんで、もう切れてたんでしょうね」

相手の顔面を撃ち抜き、ときにはフィニッシュにもなるドロップキック。相手の正面から飛びつき、顔面に両膝を叩き込みそのまま押しつぶす顔面Gなど、YO-HEYさんは跳躍力が必要な技を得意にしているが……。

「ドロップキックですか?あれは“肩甲骨”で跳んでるんすよ。足はゆるいバネくらいの状態で、肩甲骨で勢いをつけて跳ぶんす。ほとんどの選手が足で跳んでると思うんすけど、足と肩甲骨の連動性による瞬発力ちゃうかなと自分は思ってるんすね。その瞬発力を爆発させて、というか。でもね、最近は低くなったなと思いますよ。身体の衰えには抗えへんので、取り戻すためには瞬発力やジャンプ力のトレーニングも取り入れていこうかなと思ってるところっすね」

改めて『マルハン presents NOAH Jr. GRAND PRIX 2』に話を戻すと……。

「初出場のYO-HEYが初優勝したいところですよね。多分、自分がシングルのベルト(GHC Jr.ヘビー王座)を巻いたことも忘れられていると思うんで、実力あるよと。タッグは好きなんで、タッグ屋のイメージもええんすけど、シングルもいけますっていうのを見せたいんで。あ、あとEZIGENのプロテイン様にはJ2KX(GHCジュニアタッグ王座のパートナー・政岡純とのユニット名)に入ってからもお世話になり続けてますし、EZIGENのお抹茶様は世界一っすね!体重差がある相手でも、跳躍力で対処していく感じで、ドロップキックも顔面には突き刺されば一撃でいけるでしょうし。欠場中に考えてた技もあるんで、楽しみにしといてほしいっすね」

執筆者:橋場了吾
札幌市出身。ラジオ局で社会人としてのキャリアをスタートさせ、イベントプロデュースの傍ら、プロレスラー、タレント、ミュージシャンなどのインタビューを行う。 

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