アップウェーブヘアーをなびかせ、艶やかで優雅なウォークとポージングで会場を魅了した平野京子(ひらの・きょうこ/41)さんが、『ベストボディ・ジャパン静岡大会』ミス・ベストボディ部門ウーマンズクラス(40〜49歳)にて準グランプリを獲得した。また『モデルジャパン静岡大会』ミス・モデルジャパン部門でも4位入賞を果たしている。
大会を終えて平野さんは反省を交えて感想を語った。
「入賞できたことはとてもうれしく思いますが、目標に届かなかったという思いもあります。まだまだ自分には足りないものがあるなと改めて思いました」
平野さんの女性美あふれる表現力は、指導者のアドバイスである「落ち着きのあるウォークと、肉体的な弱点も魅力的に見える余計な動きを抑えたポージング」によって十分に培われている。また、大会1年目でありながらすでに4度目の出場という「場慣れ」感もあり、今後の日本大会に向けても意欲的だ。
「表現力に関して、ミス・ベストボディ部門ではアップスタイルのウェーブでボリューム感とゴージャスさを、ミス・モデルジャパン部門ではより華奢でスマートに見えるストレートのウィッグを使うなど、審査基準に沿って変えています」
今年からボディコンテストに参入した理由は憧れからだった。
「元々、観戦としてベストボディ・ジャパンに出会い、こんなに煌びやかな世界があるんだと感動しました。また、パーソナルを担当してくれているトレーナーも競技者で、そのストイックな努力の姿勢、大人になっても夢中になれることがあるって素敵だなと思い、この世界に飛び込みました」
「私は保健師の仕事をしていることもあって、“健康的な美”というものに惹かれます。そこが、大会の主旨と合っているので参加したいと思いました。実際、大会で出会う人は内面も外見も素敵でマインドもすばらしい。とてもいい環境です」
4大会のうち、2大会は予選敗退やファイナリスト止まりという経験も、逆に向上へのモチベーションになったという。今回も目標だったグランプリにこそ及ばないが、大会の応援に駆けつけた娘や、いとこだけでなく、多くの歓声をもらったことで、さらに頑張ろうと思いを新たにしたという。
「今後は、上半身の厚みを強化し、ボリュームのある脚のラインを整えていくことに重点をおいて、日本大会に臨みたいと思います。私は小学生と保育園児の2人の娘がおり、あまり家を空けることができないので、週1日のパーソナルトレーニング以外は自宅でボクササイズによるボディメイクをします。その頻度の見直しや、指導を受けたほうがいい内容を、今回の経験を元に改めてやっていきます」
最後に、今後の目標について聞いた。
「大会での経験や出会いを大切にして、自分自身もずっと強く輝いていきたいと思っています」
麗しい見た目以上の精神の輝きを持つ平野さん。今後、グランプリ獲得に期待が寄せられる。
取材:にしかわ花 撮影:上村倫代
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