10月9日(月・祝)、埼玉県・行田市産業文化会館にて「サマー・スタイル・アワード関東予選」が開催され、ビキニモデル部門ショート(161cm未満)クラス優勝、そのまま同部門のトールクラス(161㎝以上)、マスターズクラス(37歳以上)の優勝者3名で争われるオーバーオールでも優勝を果たした小島圭織(こじま・かおり/36)さん。それまでの「何にも打ち込めない自分」を変えるために大会に臨み、見事結果を出した。
ビキニモデル部門ショートクラス、オーバーオールの2冠を果たした小島さん。ステージに立つまではずっと不安だったという。
「優勝したかったんですが、本当にできると思っていなくて、とてもビックリしました。昨年の大会のときも、今回も自分に自信が持てなくて、ずっと不安に思っていたんですが、周りの方々がサポートして下さって、応援してくれて。おかげで精一杯の力を発揮することができました」
小島さんが本格的なボディメイクを始めたのはつい昨年のことだった。大会出場を決めたきっかけとは?
「これまではずっと細い身体が好きで、ダイエット目的でジムにダラダラ10年間くらい通っていました。そのときはほぼ有酸素運動しかしていなかったです。その後、現在のジムに移ったのですが、そのジムには大会に出られている方が多く、いつも刺激を受けていました。大会を意識し始めたのはその方々の影響が大きいです」
「現在のジムで周りを見ていると、みなさん目標をしっかり持っていて、すごい努力されているんです。私は目標を持たないと行動できないタイプなので、『大会に挑戦する』という目標を立てて、そのための準備を始めました」
周りからの影響だけでなく、それまでの「何にも打ち込めない自分」を変えたいという思いもあった。
「私は昔から、特にこれがずば抜けてできるといったものがなく、そのことがずっとコンプレックスでした。そんな中途半端な自分を変えたくて、『一度、自分がどこまでできるのかやってみよう』と思ったことも大きなきっかけです」
小島さんは今回のカテゴリー&オーバーオール優勝という結果で、ようやく自分を認めることができたという。
「このような結果をいただけて、人生でおそらく初めて『自分お疲れ様』と思えました。これまでは、ここまでストイックに一つの物事に打ち込めていなかったので。ようやく自分に少し自信がもてるようになったかな」
本気で打ち込めることに出会うには、行動するしかないと小島さんは語った。
「今、何にも打ち込めない中途半端な自分を嫌っている人は、『何でもいいからやってみる』ということを意識するといいと思います。やってみた結果、合っていなければやめればいいだけですし。視野を広げて、周りから『こういう世界もあるんだ』と刺激を受けながら行動すると、そのうち好きなことに出会えると思います!」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:中原義史
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