11月23日(日)、横浜保土ヶ谷公会堂で新コンテスト、第1回『PURSUIT JAPAN(パシュートジャパン)』が開催された。『PURSUIT JAPAN』は「鍛えた女性は美しい」をコンセプトに日々のトレーニングや運動でつくりあげた健康美を重視するフィットネス・ボディメイクコンテスト。大会にはフィットネスウェアやドレスで参加でき、コンテスト初心者や、これまで一歩を踏み出せなかった方でも挑戦しやすいという点も、本大会の大きな特徴だ。
「力だけじゃなれない。 美しさだけでも足りない。このステージが次の時代を作る」というモットーが示す通り、出場者は過度な絞り込みではなく、健康的に引き締まった身体、そしてトレーニングによって手に入れた美しいボディラインを披露。まさに"健康美"を体現した方々のステージが、観客に深い印象を残した。
本大会で、CategoryA(ブラトップ、ショートスパッツ)、CategoryC(イブニングドレス)のYouthfulclass(18~25歳クラス)で優勝し、見事2冠に輝いたのは飯田優華(いいだ・ゆうか/25)さんだ。
トレーナー活動で芽生えた新境地への挑戦
昨年のベストボディ・ジャパン日本大会で4位入賞を果たし、今年も日本大会のクオリファイを獲得するなど、フィットネス界で活躍を見せていた飯田さん。新設された本大会に出場した背景には、特別な理由があった。
「今年はベストボディジャパンに選手としても出場しましたが、会員様がバックサポートを依頼してくださり、初めてトレーナーとしても参加しました。そのとき、よりステージに関わる楽しさを覚え、今後はトレーナーとして盛り上げていけたらと思いました」
トレーナーとしてステージに関わる楽しさを知った飯田さんは、自身の伝えたい「健康」にフォーカスを当てて自分自身と向き合う中で『PURSUIT JAPAN』に出合ったという。
「大会がテーマに置く健康美やグランプリ像に強く惹かれ、出場を決めました」
大切にしていることは“なりたい私”でいること
『健康美』を体現し、初開催で2冠を達成した飯田さん。ボディメイクで大切にしていることは“なりたい私”でいること。
「過度な食事制限ではなく、日常にフィットネスがあり、バランスよく好きなものを食べる、毎日笑顔で過ごせる、ここに健康美も存在していると思います。なのでこれからも“なりたい私”を軸に楽しくハッピーにボディメイクしていきます!」
また、以前からテーマに掲げる「いつでも脱げる身体」を実現するために、飯田さんは「心身ともに健康で居ること」を日々心がけているという。
「1人でいるときは節制して食事もトレーニングも頑張りますが、家族や友人、大切な人たちと過ごす日は何も考えずに全力で楽しみます。この生活に出合ってから、大切な人たちと過ごす時間がよりキラキラになりました」
来年4月18日開催の第2回『PURSUIT JAPAN』ではオーバーオール戦が開催され、真の初代グランプリが決定する。飯田さんの目標はもちろんグランプリを獲得すること。
「私はまだ日本一を取ったことがありません。これは私が日本一になり、その先にある健康とはなにか、またフィットネスをより日常に身近に感じてもらい、自分らしく生きることの大切さを伝えていくためのシンデレラストーリーです」
トレーナーとしての目標も明確で、大会出場者へのサポートはもちろん、「皆様が目指したいと思える健康美ボディメイク」を提案していく意向を示す。
「大会に出ることだけがボディメイクではないです!毎日自分らしく楽しくハッピーに生活するために、私はこれからも背中で魅せ続けます!」
飯田さんの今後の活躍、そして「日本一」への挑戦は、多くの人にフィットネスの楽しさと、自分らしく生きることの大切さを伝えてくれるだろう。
取材・文:FITNESSLOVE編集部 撮影:中原義史











