4月20日(土)に開催されたサマー・スタイル・アワード(以下サマスタ)SPRINGCUPのビューティーフィットネスモデル部門で、サマスタ初挑戦ながらもショートクラス、マスターズクラス、オーバーオール戦の3冠を獲得した高倉桃子(たかくら・ももこ/38)さん。鮮烈デビューの裏にあった、高倉さんのバックグラウンドである“ヨガマインド”とは。
もともとはベストボディ・ジャパンが主催するモデルジャパンで活躍していた高倉さんだが、昨年サマスタに挑戦することを決意。約5カ月という短い準備期間の中でもコツコツと努力を重ね、見事デビュー戦にして3冠を達成した。
サマスタにはビューティーフィットネスモデルの他にレギンスモデル、ドレス、ビキニモデル、ベティ、ウィメンズスポーツモデルといった多くのカテゴリーが存在するが、なぜ高倉さんはビューティーフィットネスモデルを選んだのだろうか。
「ビューティーフィットネスモデルの魅力は、女性らしく、かつ筋肉のあるかっこいい身体にあると思うんです。そんな身体を作りたいと思いました」
高倉さんは現在、ヨガのインストラクターとしても活動している。ボディコンテストに出場する選手は、特に減量中のメンタル面を安定させることが減量成功の一つのカギになってくるが、高倉さんは長年のヨガ経験から、メンタル面が特にぶれることなく今回の大会に向けた調整を進めることができたと語った。
「ヨガをやり始めてから、精神面のアップダウンがほとんどなくなり、安定するようになったと思います。トレーナーさんにも『波がなく、コツコツ続けてこれたね』との声を頂けました。ボディコンテストは順位が付くものですが、“人と比べない”という点を意識しています」
さらに高倉さんは「どんな結果になったとしても、それは『=自分の価値』ではない」と続けた。
「ヨガをやり続けてきた結果、今は焦りや失敗を恐れる気持ち、『あの人より自分の方が劣っているかも』といった劣等感もあまり感じないようになりました」
今回、高倉さんがサマスタ初挑戦ながらも3冠を成し遂げプロカードを獲得した背景には、減量や身体作りといった努力はもちろん、これまで培ってきた“ヨガマインド”が大きく影響しているのだろう。最後に、今後プロ選手として活動する高倉さんの今後の目標を伺った。
「具体的に今後ここまでいきたい!といった明確な最終目標はまだないのですが、今年は7月27日に開催されるJAPAN PRO CHAMPIONSHIPに出場するので、そこで上位入賞したいです!」
取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:北岡一浩
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