ベストボディ選手 コンテスト

「ガリガリでバランスの悪い身体がコンプレックス」からコンテストで優勝までに 周りから褒められるくびれを筋トレでさらに美しく

中村真唯さん「地元・岡山でグランプリを獲れたことが本当に嬉しいです!」と弾けるような笑顔を見せてくれたのは、中村真唯(なかむら・まい/35)さん。彼女がステージに立つと、会場内には一際大きな声援があがる。

【写真】中村真唯さんの美しいくびれで魅せるバックポーズ

大会出場歴は今年で3年目という中村さんの初戦は、5月12日(日)に開催されたベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2024岡山大会』だ。「念願のグランプリ」と心から嬉しそうに話す中村さん。ずっと目標にしていたグランプリを勝ち得たのは、これまで味わってきた悔しさがあったからだった。

服が好きで、トレーニングを始めたのも服をきれいに着こなしたいから。しかし体型は、ガリガリでバランスの悪い身体がコンプレックスだったそうだ。「当時の身体は好きじゃありませんでした。30歳を迎えて改めて、何歳になってもきれいでいたいなって強く思うようになったんです。歳を重ねながら、年々美しくなっていくって素敵じゃないですか!」

大会に出ると決めてからは週に2日ほどだったトレーニングを週5、6日に増やし、筋肉を育てていくことに注力した。と同時に、ウォーキングや表現力など、“自分の身体をどう見せるか”を研究し、コンテストのステージに立ちながら試行錯誤を重ねたという。

昨年は5月に開催された岡山大会を皮切りに、7つの大会に出場。いい線までは行くものの、それぞれの大会で自身が目標にしていた成績には及ばなかった。「去年の大会では2位とか3位とか、惜しいところまではいくんです。でも、どうしてもグランプリが獲れなくて。最後は1年の集大成として日本大会に出場しましたが、ピックアップ審査に呼ばれたものの予選敗退。正直、悔しい気持ちが込み上げました」

確実に成長はしているものの、あと一歩のところで終わってしまう。その悔しさをバネに、今年は5kgの増量を試みた。増量自体が初めてだったそうで、うまく減量ができるのか、と怖さもあったようだ。未知の挑戦だったが、とにかくボディメイクの過程の全てを楽しんでみよう、と気持ちを切り替えた。

周りから褒められるくびれをさらに美しく見せるため、肩まわりと背中の筋肉を強化し、上半身のアウトラインをシャープに。「増量してトレーニングするのが初めてだったので、身体が育っていく感覚を味わえました」と朗らかな声で話してくれた。

「すっごく楽しかった!でも動画を振り返ってみると、まだまだ足りないところだらけですね。これから一大会ごとにウォーキングや、ポージングの精度をもっと高めていきたいです。自分の目標である日本大会の決勝ステージに立てるように、楽しみながら頑張ります!」

観る者を明るい気持ちにさせてくれる中村さんのステージングは、“天真爛漫”という表現がぴったりだ。今後の大会でも彼女らしさあふれるステージングに会場は湧き上がるだろう。

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取材:小笠拡子 撮影:山口夏織

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佐藤奈々子選手
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