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透き通るような白肌のビキニ姿でグランプリに輝いた歯科医院の経営者 娘は保育園で「うちのママは最強!」

小澤誓子さん5月18日(土)、ベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン千葉大会』が開催された。ウーマンズクラス(40-49歳)では、小澤誓子(おざわ・せいこ/44)さんがグランプリを獲得した。

【大会写真】小澤誓子さんの長い脚とくびれた白肌ボディ

大会出場のきっかけは2020年に親友が癌で逝去したことだと、昨年12月のFITNESS LOVEのインタビューでも答えてくれていた。
「ショックで顔面が麻痺して笑えなくなり、毎日仕事と家事を終えて泣いているような生活をしていると、一番お辛いはずの逝去した親友のお母様が『娘はもう痛くも苦しくもないから、そんなに悲しまないで。毎日大切に笑顔で生きてください』と心配してくださいました。このままではいけない、何か一つ挑戦してみたいと考えたときに思いついたのがベストボディ・ジャパンでした」

昨年のベストボディ・ジャパンさいたま大会で初出場。そこから今大会まで約一年。短いスパンで11大会目となる。

「もともとは昨年のさいたま大会、千葉大会で選手を卒業しようと考えていました。ところが娘たちが、保育園で『うちのママは最強。私も大きくなったらママみたいになりたい』と先生やお友達に話していたり、自宅で筋トレやポージング練習をしている際は娘たちも一緒にトレーニングするようになり、いつしか筋トレ、ボディメイクが一日のルーティンになりました」

小澤さんは、3歳、4歳、5歳の三人娘の母でありながら、普段は歯科医院の経営をしながら自身も歯科衛生士として働いている。

「週5、6日は仕事、家では三人娘の母ですが、昼休みは必ず専属トレーナーに指示された内容のトレーニングを毎日欠かさず行ってきました。鍛えすぎても鍛えなくてもいけない、ちょうどいいところがわからなくなったりもしましたが、結果グランプリを獲れたことを考えると最終調整でうまくいったのかなと思います」

そんな小澤さんだが、過去には海外留学中や妊娠中で20kg以上太っていた時期もあったという。どうやったら太い身体が隠れるのか、デザインよりもサイズで選ぶことが多かったころと比べると、「隠す」から「見せる」ように思考もポジティブに変わった。

「食事はPFCバランスを考えて、血糖値が急上昇しないように低GI値のものから食べたり、過度な糖質制限はせず、忙しくても食事を抜くこともありません。普段の食事はしっかりコントロールし、友人との外食の際は好きなものを好きなだけ食べます。運動は今はパーソナルトレーニングが週1回、自主トレは仕事の昼休みに筋トレをトレーナーから指示された内容で約1時間を週5回行っています。日曜日は必ず子供達と遊びます。晴れていたら公園でみんなでどろんこになって思いっきり遊びます。これが筋トレよりも疲れますが、いい運動になってます」

整体、エステに行くこともある小澤さん。しかし、直接身体に入るものを一番大切にし、基礎となる土台を安定させることが美の秘訣だと話している。

「食事を何よりも大切にしています。外食は友人や家族で時々行くのみ、基本的に自炊して添加物を体内にいれないように、また季節のもの、旬のものを積極的に摂取するようにしています。いつも心が元気でいられるように、メンタルが低下しているときは、元気をもらえるお気に入りの場所に行ったり、元気な人とお話ししたりして、客観的に自分をみつめています」

自信あふれるポージングだったが、今回は反省点もたくさん見つかったという。大会前の水抜きによって足を攣るという話は多くの選手から聞く。選手歴1年目の小澤さんにとって、水不足によるトラブルは予想外の出来事だった。

「今回はいろいろなタイミングや運、奇跡などいいことが重なってのグランプリだと思っています。まだまだ私は弱い選手ですし、この結果が当たり前と思ってしまったら、選手としての成長はないと思います。大会動画を見返して、規定ポーズの身体の使い方一つにしてもまだまだ未熟であり、さらにはポージング、ウォーキングも見せ方の勉強が不足していると思いました。また、予選、本戦ともに脚が攣ってしまい、過度なカリウムと水分不足も計算不足でした。大会に出場したら審査員をされていた先生の個人レッスンを予約してフィードバックいただいています。今回も早い段階でそれを行いボディメイク、ウォーキング、ポージング技術に磨きをかけて次に繋げていきたいです」

仕事と育児、家事をする中で、大会出場に関して周囲から心配の声もあるという。しかし、“やりたいことはやりたいタイミングでやる”小澤さんにとって、大会出場は今を生きるモチベーションになっているようだ。

「『子どもが大きくなったら大会に出るのでもいいんじゃない?』とよく言われます。でもそんなことをしていたら、限られた人生、もったいない!というのが私の考えです。子どもが大きくなったときには親の介護や自分は病気を患っている可能性もあり、できないかもしれません。やりたいと思ったときがタイミングと考え、忙しくても一日の中でどこで身体のメンテナンス、ボディメイクができるのかを考えてこれからも健康で美しくありたいです。5歳の長女は今すぐにでも大会に出場したいそうですが、ベストボディ・ジャパンに出場できるのは13年後。そのときが来たら胸を張って堂々と親子で出場できるように身体、そして心をしっかり磨いていきたいと思っています」

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取材:松本実奈美 撮影:中島康介

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